なぜ地方にITが進まないのか
こんにちは、株式会社フライクの大瀧です。 今回は「なぜ地方にITが進まないのか」を考えて行きたいと思います。
首都圏でITは超絶進んで行く。
良いものはいいと判断し、ファーストペンギンとして取り組む企業が多い。
さらに情報も集まりやすく、情報のアンテナが高ければ高いほどより進歩していく。
残念ながら私の大好きな地元九州・福岡もITは遅れているなと感じています。
株式会社フライクは地方にITを伝播させることをモットーに創業しているので少しでも地方×ITを進めていきたいと思ってます。
とはいえ、地方にITが進んでいない理由をきちんと把握できていないとどこに注力すべきかわからないので、
今回は【地方にITが広がらない理由】について考えてみたいと思います。
答えは一つではないと思いますが、私が取り上げたいのは3つ。
①ITシステムの導入は税務申告と違い、任意である
②形のないものなので、消費者の精神防御が高い
③情報系知識は田舎になればなるほど、軽んじられる
今回はこの内容について私なりの見解を書いていきたいと思います。
ITシステムの導入は税務申告と違い、任意である

税務申告は個人事業主であれば3月15日までに、法人であれば決算月+2月後に税務申告をします。
なので何かしら会計ソフトを入れたり税理士に頼んだりしているはずです。
では、なぜ、会計ソフトを導入したり、税理士に頼むのか?
それは税務申告が必須だから。絶対にしないといけないことだから。
だから年間数万円〜数十万円のお金を払うんですよね。
ではITシステムってどうなのか?
これは入れても入れなくても良い、つまり任意なのです。
しかも情報は自分でとりに行かないといけない。
地方になればなるほどITの情報は遅い。
【任意である】×【情報がない】
この2つが揃うとIT普及しないのは当たり前ですよね。
形のないものなので、消費者の精神防御が高い

数百万円を出して車を購入する、その対価として移動手段を手に入れる。
でもこれだけでは無いはず。移動手段だけだと毎日タクシーの方が安いし、便利。
自分だけの空間、自分が好きな形、ブランド、そして独占欲が働いで数百万〜数千万の車を購入しているかもしれません。
ではITツール、しかもクラウドツールって無形資産です。
車や不動産と違って目に見えず、手に触れることができないのです。
なのでITツールがいいかどうか、信頼していいかどうかがわからない。
なので情報が届きににくい地域になればなるほど「消費者の精神防御が高くなる」という傾向があるのはないでしょうか。
情報系知識は田舎になればなるほど、軽んじられる

最後に情報系知識について。
株式会社フライクはコンサルティング業務になるわけですが、周りに何してるの?って聞かれ、コンサルティングと伝えると少し不信感を抱いた顔をする人もいます。
私の両親にすら、私がコンサルティングしているっていうと不審な顔しますからね。
これは仕方のないことだと思います。
コンサルティングを受ける会社は大企業の中の大企業、上場企業など日本の中の1%未満の企業しかコンサルティングを受けたことがないから。
これも②と同じく無形商材ですし。
では今後の時代もコンサルティングは不要なのでしょうか?
私はNoと思います。
人材難と言われているこのご時世で、自社に優秀者な社員を雇うことができる企業はごくわずか。
さらに地方×中小企業なら採用が難しいことはもう肌で感じてることではないでしょうか?
情報系知識×コンサルティングはなかなか親近感がわかないかもしれませんが、会社に必要なピースを埋めるために高いお金を払って人材教育していく
のであればすぐに活躍できる人材をアウトーソーシングできると覚えば心理的ハードルは下がるのではないでしょうか?
まとめ
地方にITが進まない理由として3つ上げてきましたがいかがでしたでしょうか?
①ITシステムの導入は税務申告と違い、任意である
②形のないものなので、消費者の精神防御が高い
③情報系知識は田舎になればなるほど、軽んじられる
百聞は一見にしかずです。
すぐに数百万円かかるサービスを導入するのではなく、まずは手帳に書いているカレンダー/メモをクラウドサービスに切り替えるというのでもいいかもしれませんね。
ITツールに興味があるけどはじめの一歩が踏み出せないという経営者の方いらっしゃいましたら是非ITって楽しいに変えるコミュニティ「ふくおかクラウドCafe」へご参加ください。
では、今日もゴール達成のためのシステム戦略家として一人でも多くのお客様のためになれますように。
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