Salesforce導入を丸投げして失敗した企業のリカバリー方法

Salesforce導入を丸投げして失敗した企業のリカバリー方法

こんにちは。
システム組立ちゃんねるを運営する株式会社フライクの大瀧です。

今回は、Salesforce導入を丸投げして失敗した企業のリカバリー方法と題し、フライクが考えるSalesforce導入の救済策をまとめたホワイトペーパーについてご紹介します。

▼この内容のホワイトペーパーをPDFでダウンロードできます

今まで「Salesforceを導入したい」と考えている企業の方とたくさんお会いしたことがありますが、同時に「Salesforceの導入にうまくいかなかった(あるいは現在進行形でうまくいっていない)のでなんとかしたい」という方のご相談もお受けしてきました。

このブログでは、Salesforce導入を丸投げしてしまった結果、導入が失敗してしまった企業向けのホワイトペーパーの内容を少しだけご紹介したいと思います。

今回の記事を見て興味を持ってくださった方は、ぜひそのままホワイトペーパーをダウンロードください。

Salesforce導入手法の分類 

システム導入の手法は、3つの種類に分類できると言えます。
あなたの企業は、この3種類のうちどのタイプに当てはまりますか?

自己啓発型システム導入 

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自社きっかけ&自社でITツール・システム・開発パートナーを選択しスタート

解決したい課題を自社で気が付き、複数のITシステムや開発会社を選び自社にマッチした企業を見つけ、導入・システム開発の依頼

他己紹介型システム導入 

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自社きっかけ&他社・他者おすすめのITツール・システム開発パートナー決め打ちでスタート

解決したい課題を自社で気が付き、周りの経営者やビジネスパートナー・知り合いに聞いたうえで、紹介頂いたツールや企業に導入・システム開発の依頼

他社丸投げ型システム導入 

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他社・他者きっかけ&身を預けてITツール・システム開発パートナーを決めてスタート

システム開発失敗の5大要因 

突然ですが、皆さんは「システムの導入成功率」を考えたことはありますか?
ITプロジェクトの成功率は52.8%と言われています。

限りある経営資源を再投資するにも関わらず、2社に1社がITシステムの導入に失敗しているという現状は、非常に深刻です。

特に中堅・中小企業の利益率(売上高計上利益率)は3.48%と言われ、限りある利益の中から、再投資に回していることになります。

ITシステムの導入に失敗してしまった場合、企業が存続するために必要不可欠な資産を失うことになりかねません。

では、何が要因でシステム導入に失敗してしまうのでしょう。
ここでは、そのシステム開発失敗の5大要因をご紹介いたします。

 

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業務知識・業務管理知識の不足 

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システムを提案している企業(受注者)はシステムには強いですが、業務知識は不足しています。

一方、システム導入希望企業(発注者)は自部門の業務は知識はあるものの、業務フローを正確に把握していることは少なく、更に、他部門となると業務の知識はもちろん業務フローは理解できていません。

パッケージ活用の認識不足 

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世の中には多種多様なITツールがあり、金額もピンキリです。システム導入希望企業(発注者)はツールを仮決めして問い合わせをして提案を受け、これなら解決できそうだという将来的な期待値に対し、投資を判断し、契約をしてしまいます。

もし、自社で情報システム化やITツールを見極める力がない場合、顕在化している課題は解決できるかもしれませんが、潜在化している課題、そして近い将来発生する可能性がある課題を意識したパッケージやツールの選定はできているのでしょうか?

発注者・受注者のコミュニケーション不足 

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契約完了後、すぐに利活用し、課題を解決することはできません。しっかりと自社の業務フローやビジネスのやり方を再検討し、契約したITツールやシステムを合わせる必要があります。

しかし、システム導入希望企業(発注者)は自社のことをうまく伝えきれず、システムを提案している企業(受注者)は自社プロダクトの機能ばかり説明するといった不毛なやり取りをしてしまうこともしばしば発生します。

プロジェクト管理能力不足 

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システム導入を成功に導くために、システム導入希望企業である社内には推進役が必要不可欠です。

しかし、多くの企業では専任ではなく兼任で推進役を担っています。それではせっかく投資したITシステムは利活用されず、宝の持ち腐れになってしまいます。

技術力不足 

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システム提案をしている業者は大きく分けて3種類あります。

①コンサルティングファーム
経営戦略や組織再編といった上流の現状把握・理想像を導き出すコンサルティング業務がメインのため、ITツールやシステム領域における専門家ではありません。

②ITツールやプロダクトを開発しているメーカー
自社プロダクト・自社サービスは深く把握しておりますが、他社プロダクトに関しては、把握する必要があまりないため、他社ツールの提案はできません。

③ITツールの代理店および他社製品のシステム開発をしている企業
自社の利益が一番上がりやすい・利幅が大きいサービスを提案しがちです。また、自社で導入しているITツールだけの提案になってしまうこともあります。

つまり、上流のコンサルティングとツール選定、複数ITツールの組み合わせを行い、経営課題を解決するためのITツール導入では「どの企業の誰と一緒にITシステムを導入するかを決めることは非常に難しい」というのが現実です。

3つの導入手法×システム開発失敗 

5大要因と3つの導入手法がどのように関与しているかをしっかりと把握したうえで、自社のスタイルを考えていただきたいため、「よくあるSalesforce導入手法の3パターン」と「システム開発失敗の5大要因」を掛け算してみました。

自己啓発型システム導入

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他己紹介型システム導入

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他社丸投げ型システム導入

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表を見ていただけるとわかる通り、私の考察では「自己啓発型システム導入」が最もSalesforceを始めとする様々なITシステムの導入・利活用において1%でも高い割合で【成功】しやすいです。

【永久保存版】salesforce利活用チェックシート 資料ダウンロード

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したこと以外にも、ホワイトペーパーではシステム検討手法の分類、システム導入失敗の可能性がある危険度、Salesforce導入をリスタートするための3つの進め方などについてまとめています。

これらのノウハウはすべてフライクでも実践済みであり、自信を持って皆様にお届けできる内容となっています。

ぜひダウンロードして実際にフローを作成し、Salesforceをもっと便利に活用してみてください。

もしホワイトペーパーに関してご不明な点がありましたら、お気軽にフライクまでお問い合わせください。

自己紹介
大瀧 龍 株式会社フライク 代表取締役

福岡県福岡市出身。富士通グループ会社のシステムエンジニアや営業支援などを経て、2017年にfreee株式会社に参画。九州支社長と広島営業所長を兼任し、2019年には西日本の責任者としてマザーズ上場に貢献する。同年2019年に「3rdコンサルティング株式会社」を創業。システムを活用した中小企業の経営課題解決やIT化、DX化支援に取り組む。システムエンジニアや営業として現場で培った経験を生かして、フロントオフィスとバックオフィスの両方をカバーし、システム設計・開発から運用提供まで一括して提案できるコンサルティングを追求。

2021年11月に社名を「株式会社フライク」に変更し、新たなスタートを切る。IT普及を目指すコミュニティ「ふくおかクラウドCafe」や、YouTube「システム組立ちゃんねる」なども運営し、地方企業のIT化推進に日々努めている。

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