Salesforceライセンスの選び方と考え方 | 画像と動画で分かり易く解説

Salesforceライセンスの選び方と考え方 | 画像と動画で分かり易く解説

こんにちは。
システム組立ちゃんねるを運営している、株式会社フライクの大瀧です。

弊社フライクのホームページや、Youtube「システム組立ちゃんねる」では、Salesforceの導入や運用方法についてご紹介しています。

その中でも、弊社に実際に寄せられたご相談や、SNS・ネット上でも疑問に思われる方が多い「Salesforceライセンスの選び方・考え方」について、種類から費用まで画像・動画を織り交ぜながら、分かり易く解説いたします。

このブログでは、以下のことを学ぶことができます。

  1. Salesforceのライセンスを決めるために学んでおきたい基本
  2. Salesforceの商品別のライセンス
  3. Salesforceで出来ること
  4. Salesforceの導入費用

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今回のブログをお読みいただき、より具体的なSalesforce導入の検討材料にしていただけたら幸いです。

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Salesforceを導入する前に知っておくべきライセンスの基本の「き」

※Salesforceのライセンスはよく名称が変更されるため、本ブログの名称は2023年2月時点のものになります。ご了承ください。

Salesforceの料金は、①プロダクト、②エディション、③ライセンスによって決められています。
その中でも、「プロダクト」と「エディション(Edition)」を理解し、その後「ライセンス」を決める必要があります。
それぞれについて、細かく見ていきましょう。

Salesforceライセンスにおける「プロダクト」とは?

Salesforceの「プロダクト」は、基本機能を軸に、業種別の拡張機能を追加した強化ツールです。

代表的なプロダクトとして、「Sales Cloud」「Service Cloud」「Salesforce Platform(Lightning Platform)」の3種類があります。

  • Sales Cloud:営業業務向けのCRMソリューション。
  • Service Cloud:カスタマーサポート業務向けのソリューション。
  • Salesforce Platform:最小限の機能から自社の業務に必要な機能を独自のアプリケーションで開発できるプラットフォーム。

詳しくは、以下の記事で解説していますので、併せてご参照いただければより理解度が深まります。

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その他にも、用途や業界に特化した以下のプロダクトがあります。

  • Marketing Cloud:マーケティング業務向けのソリューション。
  • Commerce Cloud:Eコマース業務向けのソリューション。
  • Community Cloud:顧客とパートナーコミュニティを構築するためのソリューション。
  • Health Cloud:医療業界向けのCRMソリューション。
  • Financial Services Cloud:金融業界向けのCRMソリューション。

Salesforceライセンスにおける「エディション(Edition)」とは?

Salesforceの「エディション」は、容量や機能、ユーザー数が選べる「プラン」になります。

・Essentials
・Professional
・Enterprise
・Unlimited

など、多くの種類・エディションがあります。

分かりやすくするために、iPhoneで例えてみましょう。

iPhoneで例えると、Salesforceの「プロダクト」の部分が

  • iPhone SE
  • iPhone14 Pro
  • iPhone14 Pro MAX

などの、iPhoneのモデルを表します。
モデルによってできることや機能が異なるように、Salesforceも「プロダクト」によって機能が異なります。

そして、「エディション(Edition)」の部分は、

  • 128GB
  • 256GB
  • 512GB
  • 1TB

といった、使用できる容量というイメージです。

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Salesforceの商品別のライセンスを紹介!

ここまで「プロダクト×エディション」の解説をいたしましたので、次はいよいよライセンスを選ぶ段階になります。

Salesforceの商品別のライセンスは以下の通りです。

それぞれ解説いたします。

Sales Cloud

Sales Cloudのライセンスの詳細を以下の表にまとめました。
自社に合わせた細かいカスタマイズが可能なCRMとなるのが「Enterprise」エディションで、1番人気があります。

Service Cloud

Service Cloudのライセンスの詳細を以下の表にまとめました。

包括的なサービスのためのカスタマイズ可能なCRMとなるのが「Enterprise」エディションで1番人気があります。

Marketing Cloud

Marketing Cloudは、BtoCに適したMAツールです。Marketing Cloudなら、メールをはじめ、SNSやEコマース、広告、カスタマーサービスといった様々なチャネルを横断的に利用できます。

Marketing Cloudには次のような機能があります。

Account Engagementと違い、集客型ビジネスに適したMAツールと言えます。
具体的にかかる費用については、Salesforceにお問い合わせください。

Account Engagement

Account Engagementのライセンスの詳細を以下の表にまとめました。

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Salesforceライセンスの正しい選び方

ここまで①プロダクト、②エディション、③ライセンスの3つを説明いたしました。
しかし、ここまでで「じゃあこのライセンスにしよう」と選べる方は良いのですが、逆に「いっぱいありすぎてよくわからない」という方もいらっしゃるでしょう。

Salesforceはプロダクト×エディションの種類が多く、初めてSalesforceを触る方にとっては非常に悩む点かと思います。

そこで、重要なのは「社内のどの役割の方が使うか」をはっきりさせることです。

例えば、とある企業に下記の事業部があったとします。

  • ブランディング事業
  • マーケティング事業
  • コンサルティング事業(営業/コンサルティング)
  • エンジニアリング事業部(開発)
  • バックオフィス事業部(経理、総務)

事業部×関与する業務は以下となります。

これを念頭にSalesforceのライセンス種別を見ていきます。
(ここでは「Sales Cloud」と「Salesforce Platform」の2種類に焦点を当ててお話します)

まず、「Salesforce Platform」ライセンスは

  • 企業情報(取引先)
  • 企業担当者(取引先責任者)
  • 活動履歴
  • 集計・見える化の機能(レポート・ダッシュボード)

が標準搭載されています。

一方で、「Sales Cloud」ライセンスは、「Salesforce Platform」の機能に加え、

  • 見込み客(リード)
  • イベント管理(キャンペーン)
  • 案件管理(商談)
  • 問合せ(ケース)
  • 見積商品(商談商品)

など、たくさんの機能が標準機能として作られています。

それならみんな「Sales Cloud」ライセンスを選べば良いのでは?と思われるかもしれませんが、一概にはそう言い切れない点があります。

先ほどの株式会社フライクの役割分担×利用機能で考えてみましょう。

このように、全ての人が「Sales Cloud」が必要ではない理由はお分かりでしょうか?

ポイントは、社内の役割によって同じライセンス種別にしなくていいという点です。
(先ほどのiPhoneの例えで言えば「家族みんな揃って同じ機種にしなくていい」のと同じです)

また、あまり大きな声では言えないのですが、直販や代理店はライセンス契約金額が利益に直結します。
ですので、会社の全従業員が「SalesCloud Enterprise Editon」を使ってほしいということは、ビジネスモデルを考えるとすぐに分かります。

しかし、ユーザーとしては「固定費を抑えたい」という両天秤となります。

結論としましては、最適なツールを必要最小限利用する事が重要なので、
SalesCloudとSalesforce Platformをうまく使い分けることが有用です。

もし上記についてお悩みが解消されないようでしたら、ぜひ弊社までご相談ください。

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Salesforceって結局何ができるの?

Salesforceに関しまして、
「自社(導入を検討している企業)にとってSalesforceって最適ですか?」
「何ができるか教えてください!」

といったお問い合わせやご質問をよくいただきます。

非常に難しい質問ですが、結論を申しますと
「Salesforceは何でもできます。しかし、重要なのは、貴社がしたいことが明確になっているかどうかです」

この回答に尽きるのですが、それでも「Salesforceには何ができるのか」を具体的に知りたいという方は多いでしょう。

ここでは、先ほどご紹介したライセンスの「Sales Cloud」に話を絞って「Salesforceでできること」をご説明します。
前述のように、Sales Cloudでは下記のような機能がございます。

この機能一つずつの説明は割愛しますが、弊社の過去の動画でも解説していますので、ご確認ください。

https://www.youtube.com/watch?v=MpOiLawpZBc

「これらの機能がすべて自社の業務や業務フローに合うかどうかが分からない」という方は、まず自社のことをきちんと理解し、自社が抱えている課題についてSalesforceのサポートや代理店に相談してみることが初めの一歩です。

フライクでは、ツールの導入・初期設定だけではなく、運用方針のご支援もしていますが、すぐにシステムの導入をご提案することはありません。

まずは「お客様が行っている普段の業務、描いている未来」をヒヤリング致します。

理由は、導入するだけでも比較的大きな金額が掛かりますし、そもそも活用できなければ意味がないからです。

「相談したいけど事前にフライクのサービスについてもっと知りたい」
「DX推進パートナーとして具体的に何をするのかをもっと知りたい」

という方は、まずは弊社サービス「Vision Road Map」の資料を無料ダウンロードいただければ幸いです。

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Salesforceって結局いくらかかるの?

Salesforceに必要な費用は、以下の通りです。

【ライセンス費用】

最小:月額3,000円×利用ユーザ数

最大:月額18,000円×利用ユーザ数

【初期費用】

最小:500万円/年間予算

「最小」というのは冒頭から記載しているSalesforce Platformの金額です。
しかし、チームや部署の役割によってライセンスのプロダクトは変わってきます。

次に年間の初期費用は最低でも500万以上かかると思ってください。

正直「高い!」と思われた方もいるかもしれません。

ですが、Salesforceは「高いけど効果が出るなら導入をした。その覚悟はできている」という方向けのサービスと言っても過言ではありません。

キーワードは、ずばり【成功への別れ道はかける費用と覚悟】です。

弊社は2019年11月に創業した会社ですが、すでに従業員分SalesCloud(月額18,000円)のライセンス数と初期費用は1000万円を超えるほど投資をしています。

「なぜひとつのITシステムにそこまで費用を注ぎ込むことができるのか」と思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが、事務員や間接業務だけを行う1人分の人件費よりも、確実に仕事をしてくれています。

そして、自社にあったSalesforceを導入し、システムを武器に変革できるかどうかは、導入を伴走してくれるパートナー次第です。

年収500万以上する優秀なマネージャーを雇うために採用活動・面接・自社の戦力化するための人件費・広告宣伝費・採用コストを考えると、安い買い物ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
Salesforceの知名度の高さ、機能の素晴らしさから、一度は導入を検討したことがある企業は多いと思います。

しかし、フライクにお問い合わせをいただく企業様は、絶対と言っていいほどSalesforceのライセンスの選び方をオーバースペック気味に契約していたり、提案を受けている最中であったりします。

事実、Salesforceは素晴らしいツールで、私の大好きなITツールの一つです。
しかし、固定費を上げることで経営を圧迫する危険性もある、非常に怖い存在でもあります。

システムを武器に変革をするためには固定費との兼ね合いもありますので、
このブログをご覧になって、私達フライクとSalesforce導入や再定義をしっかりしたいという企業様は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

株式会社フライク 代表取締役 大瀧 龍

自己紹介
大瀧 龍 株式会社フライク 代表取締役

福岡県福岡市出身。富士通グループ会社のシステムエンジニアや営業支援などを経て、2017年にfreee株式会社に参画。九州支社長と広島営業所長を兼任し、2019年には西日本の責任者としてマザーズ上場に貢献する。同年2019年に「3rdコンサルティング株式会社」を創業。システムを活用した中小企業の経営課題解決やIT化、DX化支援に取り組む。システムエンジニアや営業として現場で培った経験を生かして、フロントオフィスとバックオフィスの両方をカバーし、システム設計・開発から運用提供まで一括して提案できるコンサルティングを追求。

2021年11月に社名を「株式会社フライク」に変更し、新たなスタートを切る。IT普及を目指すコミュニティ「ふくおかクラウドCafe」や、YouTube「システム組立ちゃんねる」なども運営し、地方企業のIT化推進に日々努めている。

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