Salesforce導入で、日々の工数が約10分の1に削減! 【システム導入編】

セブン・ペイメントサービスは、セブン銀行100%の子会社として2018年1月に創業。セブン銀行ATMを利用した「ATM受取・ATM集金」という法人向けの送金サービス、ならびにセブン銀行法人口座の法人窓口として業務を請け負っています。

今回は、Salesforceと複数のITツールをつなげるために行ったシステム改革のプロセスを、セブン銀行 企画部 グループ長の和田氏と、セブン・ペイメントサービス カスタマーサクセス部長の光武氏に伺いました。

導入ツール

  • セールスフォース
  • sansan
  • box
  • 帳票DX
  • CloudSign
  • Teams
  • BackLog
  • freee会計

提供サービス

  • consulting
  • system
  • support
  • education
  • partner

Before

  • eセールスマネージャーにて、面談記録を管理
  • 商談管理がうまくできていない状態だった
  • 口座開設や各種サービス手続きの申込をExcel・Word・紙で行っており、限界を感じていた

After

  • 営業の商談の見える化を実現
  • 面談記録を顧客情報や商談情報に紐づけて管理し、システム内でフィードバックできる状況になった
  • 日々の数値を追跡する時間の削減ができた(毎日約1時間)
  • 申込や審査、口座開設手続きをSalesforceで実現
  • 様々なデータを探し行っていた、事務作業工数の削減ができた(約10分の1の時間で対応)
  • 今後はBoxやfreee会計との連携、CloudSign、帳票DXのSaaSサービスを活用した契約のペーパレス化の運用を予定

Salesforceと他ツールをつなげる仕組みづくり

〜既存の社内システムを再検討したきっかけ〜

システム刷新を検討したきっかけを教えてください。

光武氏

もともとeセールスマネージャーを営業の面談の入力ツールとして利用していました。しかし、ID数の制限があるなどの不便さを感じ、更新の時期が迫っていたタイミングでバージョンアップやプランのランクアップを考えていたんですね。

ですが、「本当にそのランクでいいのか」「これ以上機能を増やして使いこなせるのか」ということが課題になり、改善策を探す中で見つけたのがSalesforceです。

Salesforceは社内でも他部署が利用していたので、ある程度馴染みはありました。ちょうどSansanを導入したこともあり、SansanとSalesforceをつなげる仕組みを検討したく、フライクさんに問い合わせました。

写真①

システム変革で、日々の工数が約10分の1に削減!

〜商談記録から日々の雑事まで Salesforceで一括管理〜

Salesforceは、部署ごとにどのような使い方をしていますか?

光武氏

現在はセブン・ペイメントサービスの営業で、法人のお客様に提案する商談の内容を記録するのに利用しています。事務方では銀行代理業として、セブン銀行のお客様の面談記録を保存しています。

これまでは申込書や契約書を全て紙媒体で管理していました。今後はセブン・ペイントサービスの商品である「ATM受取」を中心に、SansanのほかにもCloudSign(クラウドサイン)、オプロの帳票DX、Boxなどのシステムとつなげる運用ができるよう開発を進めています。

営業の領域に関しては、商談の進め方の管理。また、新入社員に向けて成約に至るまでのプロセスの記録を整理しています。お客様それぞれのご利用状況も確認することができます。

カスタマーサクセスと事務の領域に関しては、申込における審査の内容管理を実現できています。

システム連携組立図

Salesforceをはじめとしたシステムを導入されて、社内にどのような変化が生じたでしょうか?

光武氏

Salesforce導入以前は、eセールスマネージャーにお客様との商談の面談記録や、事務的な面談記録も雑多に入っていました。Salesforce導入後は、その面談記録に対してコメントを入れられて非常に良かった反面、入力方法にバラツキがあったので、商談内容がきちんと見える化できるようにしました。

事務手続きについても、Salesforceにデータを格納できるようになったので、どういった事務で進んでいったのか、誰が対応したのかというのも見える化できるようになりました。

ペーパーレス化も実現でき、数値を追跡する時間に約1時間かかっていた日々の工数が、その10分の1の時間で3名分ぐらいの工数が削減され、大変助かっています。

写真②

全体を「見える化」できるシステムを目指して

〜属人化から平準化できるような仕組み〜

具体的には、どのようにシステム導入を進めたのでしょうか?

光武氏

2021年の7月からプロジェクトを開始し、キックオフの際にフライクさんとこれまでの営業活動や商品についてディスカッションしました。Salesforceのダッシュボードのイメージなどを膨らませて構築に入ったというところです。

また、セッティングの段階で、具体的なKPIや、どのようなゴールを目指して商品を提案していきたいかを、目標から逆算できるようにご準備いただきました。

貴社における3大サービス

顧客提供価値

本日のワークショップ

何を可視化されたいか?

システム設計書

どういった取り組みをシステムで実現していきたいと考えていますか?

光武氏

昨今すぐに人を採用できないような状態になってきていることも踏まえ、属人化から平準化できるような仕組みを取り入れていきたいです。

フライクさんにはこちらの分析をいろいろやっていただいていますが、弊社としては今後カスタマーサクセスにもう少し力を入れたいと考えてます。

今契約しているお客様がどの地点に立っているのか。マーケティングに関してもどういったお客様が申し込みしてきているかなど「全体の見える化」をしてまいります。

和田様が考える、今後のセブン・ペイメントサービスとシステムに対する期待値を教えてください。

和田氏

このプロジェクトは、もともと自分が始めたプロジェクトなので、思い入れは相当あるんですね。

また、セールステックを使いこなしているのはセブン銀行のグループの中ではセブン・ペイメントサービスが一番だと思っています。セブン銀行の営業自体は、個人の資質にすごく寄ってしまう傾向にあります。ですがその状態ですと、いずれ限界が生じてしまいます。

そんな現実を抱えているセブン銀行に、セブン・ペイドサービスがフィードバックをする存在になってほしいと心から願っています。私自身、まさに今その立場にいるので、後押しできる存在になりたいと考えます。

写真③

ブン・ペイメントサービス様にとってのフライクの存在

光武氏

〜セブン銀行 企画部 グループ長・和田 哲士氏より〜

フライクさんは、当時事務システム部長をやっていた人間がフライクさんのホームページやYouTubeを見て、SansanとSalesforceを繋げる仕組みを解説していたと知らせてくれました。

最初の打ち合わせでは「システムを入れるだけなのに、なぜ事前に色々なことを質問されるのか」と思ったのですが、フライクさんは私たちの意図を汲んだうえで、私たちに足りない部分を押し付けがましくなく提案してもらうためのプロセスだったのだと気づき、嬉しくなりました。

Salesforceというシステムのことを理解する人たちはたくさんいると思いますが、それを使いこなすという観点で、お客様のやりたいことだけでなく、これほどリコメンドをきちんとしてくれる企業はそんなにたくさんいないのではと思っています。

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