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若手のコーダーから複数SaaSのスペシャリストへ〜フライクエンジニアが歩んできた道筋〜
若手のコーダーから複数SaaSのスペシャリストへ〜フライクエンジニアが歩んできた道筋〜
2025.09.30

今回は、フライクのシステムエンジニアのマネジメントをしている新堀 立樹さんに、ご自身のこれまでのキャリアと、今後の採用に求める人材についてお話を伺いました。

テレビドラマを見て、憧れのプログラマーの道へ

—まず新堀さんのキャリアのスタートからお話をお伺いできたらと思います。エンジニアを志したきっかけは?

以前も別のブログでお話ししましたが、小学生の時に見たドラマ『ブラッディ・マンデイ』でした。「黒い画面で世界作ってる、かっこいいな、なんだこれは」というので、ハッキングというものを知り、その後「でもハッキングって悪いことなんじゃ…」ということで、エンジニアを志しました(笑)

そこから大学で本格的にプログラミングを学び、C言語で九九の表を作ってみようとか、何かアニメーション動かしてみようとかということをしていました。

—そして大学を卒業後、就職先で本格的にエンジニアの道を歩まれると。

今でこそフルスタックエンジニアやフロントエンド側のエンジニアなど、色々なエンジニアがいることがわかっているんですけど、当時は何もわかっていない状態でした。

そんな中就活していて、さまざまな企業の話を聞こうと思う中で、熊本にあるSalesforceの代理店の社長さんが熱意をもって語っていたのを見て「うん。ここを受けてみよう」と思い、その会社に就職しました。ただ、当時はSalesforceのことなど何もわからず、コードが書ければいいなという考えで入社しました。

—前職では、どのようなキャリアを歩まれましたか?

代理店にいた当時は、言われたものを作ってコードを書いてという日々でした。僕自身は純粋に「楽しい!わー動いた!」と喜んでいましたが、そこから1年経ち、2年目から福岡へ転勤になった際に、コードを書く仕事ではなく顧客折衝や設計といった複雑な仕事も任されるようになりました。

今思えば、学生で就職して、社会の「社」の字もわからない状態で、単にPMから言われたものを作っているっていう感覚だったので、お客様に直接「このシステムは使えない」「話と違う」と指摘され、そこから鎮火までに時間がかかりました。そこではじめて「コードを書けるだけではダメだ」ということを痛感しました。

入社後、残された社員は2人だけ!? 〜成長を決定づけた修羅場〜

—ここからは大瀧社長も交えてお話を伺いたいと思います。新堀さんがフライクに入られたきっかけと、そこからのキャリアをお話ください。

新堀:共通の知り合いの方からの紹介で、フライクに出会いました。当初は前職の炎上案件も同時並行で抱えていたので、副業としての入社でした。

大瀧:新堀が入ったタイミングでは、フライクの社員数は5人でした。新堀が6人目かな。そこから4ヶ月後、僕と新堀以外の4人が同時に辞めるというアクシデントがありまして。新堀にもどうするかを聞いたところ、1日考えて「続けます」と返事をしてくれました。

新堀:僕としては、そのまま辞めたメンバーについていくっていう選択肢もあったし、まだ転職して間もなかったので、元の会社に戻るっていう選択肢もあるし、転職活動をするっていう転職先の選択肢もいっぱいありました。

新堀:ただ、ついていってもメリットがないし、元に戻ったら「何のため転職したんや」になるし、転職活動をして別にやりたいことを今から探すのもどうなのかと。それなら今フライクに残って、大変なこともデメリットも多いけど、逆にこれをやり遂げたら、No.2になれるぞ!と(笑)。じゃあ残ろうっていう感じでしたね。

大瀧:新堀も今のような感じではなく、Salesforceのコーディングしかできない。API連携もできない。さてどうするかと。そこからはとにかく2人で過去のメンバーが抱えていた負を解消するために、全部のシステムのコードを見たり、システム設計書を作ったり。

新堀:前のメンバーが書いたソースコードを見直して、書き直して…というのを繰り返しているうちに、ソースコードの綺麗さ、見やすさがわかるようになりました。ソースコードがどういうロジックで動いていて、なんで汚いのか、どこで止まっているのかを本気で考えて進めていきました。

大瀧:あとは僕がやっていた仕事もトランスファーしなくちゃいけないので、一緒にお客様のもとにも行ってもらいました。

—新堀さんの成長を感じた瞬間はどこが起点だったでしょうか?

大瀧:やはり2人でこの状況をなんとかしよう!というところから、新堀も成長せざるを得なかったのではないでしょうか。特別指示したことはなかったですね。ただ、1on1だけは隔週で開催していて。

新堀「君はどうなりたいの。なんかないの」みたいな。「ない」「ならこの本読んで」って2週間に1回本を出されて、次回までに読書感想文を書いてくるようにというのをやっていました。

新堀:当時は「また本か…嫌だな…」と思っていて。それまで本を読む習慣がなかったんです。でもそのおかげで、本からいろんな情報を得られるんだってことを知ったし、自分のことを考えるってことも今までしたことがなかったのですごくいい機会ですし、やらないといけないなと考えるようになりました。

大瀧:新堀は素直なんですよね。素直だから、知らないことを恥ずかしがらずに聞けるし、時折お客様が「こういう風にシステムを運用している」という現状に対しても、忖度なしに「それは無駄ですね」とか言える。でもそれを逆にかわいがってもらっている。

新堀:そうですね。ただ知らないながらも事前に準備はしていて。何もわからない状態で「教えてください!」というのもすごく失礼なので、業界特有の言葉とか、業界特有の業務とかを調べて、都度「合ってますか?」と確認をとるようにしています。それはそれとして、周りの環境にすごく恵まれているなっていうのは、今もずっと思っていますね。

「言ったからにはやってみよう」覚悟を持てる人材

—新堀さんから見て、フライクはどのような方におすすめできますか?

新堀:何事にもやる気を持っている方であればおすすめできます。キャリアを横に伸ばしたいとか、会社に貢献したいとか、本当に心の底からそう言っているのであれば。あとは言ったからにはやるという“覚悟”を持てるかどうかでしょうか。そうでないと、途中で折れちゃうと思います。

大瀧:どんな綺麗事を言って入ってきて「この人いいな」と思ったとしても、結果簡単な方の道に行っちゃうので。何人も見てきたんで僕もおすすめしないですね。

—最後に、フライクを受けようと思っている方にメッセージをお願いします。

新堀:エンジニアを志した時、私はあんまり何も考えていなかった。ただやると決めたことはやるというのを続けていったら、たまたま今の環境にたどり着いたというところではあります。

新堀:なので、「将来的にこうなりたい人は、こうするべきですよ!」みたいなことはないですけど、今回のブログやコンテンツを見てもらって、何かチャレンジしようかなって思った方は即応募!ではなくて、一度大瀧とカジュアル面談をしていただきたいなと。

新堀:フライクのことを求人情報だけで一方的に知るのではなく、お互いをちゃんと知った上でやるっていうのはすごく大事だと思うので、カジュアル面談で話を聞く、そして話をするというインプット・アウトプットをしていただくとすごくいいんじゃないかなと思います。たぶん何時間でも付き合ってくれるはずなんで(笑)

大瀧:フライクと一緒に頑張ったり、成長できる人が望ましいですよね。頑張ったから、自分が成長できたから、会社に貢献できたからその対価として給料を払える。会社も成長しないと給料を払えないし、個人が成長しないと企業も成長できないので、そういう環境を作りたいなっていう人は向いていると思います。まずは覚悟を持って、カジュアルにお話ししましょう(笑)

▼大瀧とのカジュアル面談をご希望の方はこちらから

https://timerex.net/s/Flykers/cb259f2c