【次世代マーケティング×セールス実践ガイド】 2026年最新版!フライクのシステム連携組立図のUPDATE

【次世代マーケティング×セールス実践ガイド】 2026年最新版!フライクのシステム連携組立図のUPDATE

「ワンパッケージや1つのITツールで自社の課題を解決する、一番おすすめのシステムを教えてください!」

「自社の課題を解決し、AIに任せられるツールを教えてください!」

こうした質問をされるクライアント様の気持ちは、とてもよくわかります。
できれば1つのツールで全部済ませたいし、導入したらすぐに効果が出てほしい。

――「では、予算は「3億〜5億」を見ておいてくださいね」

そう伝えると、皆さん口を揃えて

――「えぇ?そんなにお金かかるの」「いやいや、うちには無理だよ……」
そうおっしゃいます。

そうですよね。それほどの高望みをしているなんて、思ってもいないはずです。

日本の企業の99.7%が中小企業です。IT投資に年間数億もかけることはできません。
IT人材・DX人材はおろか、優秀な人材の採用すらできなくなっている2026年現在。

そのような状況をしっかりと認識したうえで、「システムを武器に変革するためのIT投資」をフライクでは実践しています。

そのコンセプトは、「1ツール完結を前提にしない」という立場です。

なぜなら、ビジネスは変化し続けるものだからです。組織が大きくなり、事業が増え、業務が複雑になる。そのたびに「全部入り」のツールに無理やり当てはめようとすると、どこかで歪みが生まれます。

「マーケティングにはマーケティング」「セールスにはセールス」「バックオフィスにはバックオフィス」用に、それぞれ得意なツールがあります。それらを無理に統合するのではなく、「餅は餅屋」の考え方で、最適なツールを組み合わせる

そして、それらをデータ連携でつなぐことで、業務全体を止めずに回していく。
これが、フライクが考える「クラウドERP」という構造です。

本記事では、フライクの「最新版システム連携組立図」を紹介しながら、システム設計におけるフライクの「考え方・判断軸」をお伝えします。

ぜひ、自社のシステム設計のヒントにしてください。

なぜ「システム連携組立図」が必要で、2026年版はどんな進化を遂げるのか?

フライクのシステム連携組立図は、2022年に初版を公開してから3年強が経過しました。この間、事業の拡大・組織の成長・業務の高度化に伴い、ツール構成にも変化がありました。

ここでは、「なぜ今、システム連携組立図を公開するのか?」という背景を整理したうえで、2026年版の全体像と、前回からの主な変更点を紹介します。

システムは「完成形」ではなく「進化するもの」です。その変化の過程を共有することで、自社のシステム設計を考える際の参考にしていただければ幸いです。

なぜ今、システム連携組立図を公開するのか

「こんなにノウハウを公開して、フライクさん、大丈夫ですか?」
と、よく言われます。

客観的に見れば「情報を出しすぎている」「競合他社に真似されるリスクもある」。
実際フライクのシステム連携組立図を参考にして、クライアントに提案している企業がいることも知っています。

それでも、私たちは公開し続けます。

なぜか?

データを見てください。

  • システム導入の成功率: 59.9%
  • DXで十分な成果が出ている企業: わずか9.2%

参考:「足踏みする日本のDXの実態 日本企業のDX推進実態調査2024(速報版)」

つまり、
――2社に1社がシステム導入に失敗し、10社中9社がDXで成果を出せていない——
これが日本の現状です。

この状況で、「システムを武器に変革したい」と志を持つ企業が、「失敗するならやめておこう」と諦めてしまうのは日本全体の損失です。

だからこそ、フライクは「自らリスクを引き受ける先駆者」になることを選びました。

システム導入の失敗を恐れず、挑戦し続ける。成功するまで研究開発を続け、ビジネス成長まで成し遂げた事例を、隠す理由はありません。

目の前のお客様だけではなく「日本全体の生産性を上げる」ため、一つでも役に立つことがあれば——そう考えて、私たちはこの情報を公開しています。

システム連携組立図のコンセプト

ビジネスが成長し、組織が大きくなるにつれて、ITツールは自然と増えていきます。マーケティングには広告管理ツール、セールスにはCRM、バックオフィスには会計システム。
それぞれの部門が「今すぐ便利なもの」を選び、導入していく。これ自体は悪いことではありません。

実際、フライクでは現在50個以上のITツールを活用しています。

しかしツールが増えるほど、業務は複雑になります。

たとえば、マーケティング部門が使っているツールと、セールス部門が使っているツールが連携していない。

そのため、
→リード情報を手作業でコピー&ペーストする必要がある
→データの重複が発生し、どちらが最新なのかわからなくなる
結果として、業務が止まり、ミスが増え、現場の負担が大きくなる。

これが「部分最適」がもたらす問題です。

各部門が、自分たちにとって最適なツールを選ぶことは間違いではありません。
しかし、それが他の部門と連携しない形で導入されると、業務・データ・組織が分断されてしまいます。

  • 業務の分断:部門間で情報が引き継がれず、手作業での転記や確認が発生する
  • データの分断:同じ顧客情報が複数のツールに散らばり、どれが正しいのかわからなくなる
  • 組織の分断:「あの部門は何をやっているのかわからない」という状態が生まれ、連携が取れなくなる

 

フライクの「システム連携組立図」は、こうした分断を防ぐための設計図であり、大きく分けて2つの役割があります。

役割① 業務の流れを止めない

システム連携組立図は、「どのツールが、どのタイミングで、どのデータを扱うのか」を明確にします。これにより、業務の流れが可視化され、手作業での転記や二重入力を減らすことができます。

たとえば、マーケティング部門がHubSpotでリードを獲得したら、そのデータは自動的にSalesforceに連携される。セールス部門は、HubSpotを開かなくても、Salesforce上で最新のリード情報を確認できる。

このように、業務の流れを止めずに、データを次の工程に渡していく仕組みを設計することが重要です。

役割② データの持ち主を明確にする

もう一つの重要な役割は、「どのツールが、どのデータのマスター(正本)なのか」を明確にすることです。

たとえば、リード情報Hubspotがマスター、既存顧客情報はSalesforceがマスターといった形で、データの持ち主を決めておく。こうすることで、「どのツールを見れば最新情報がわかるのか」が明確になり、データの重複や不整合を防ぐことができます。

システム連携組立図は、「データの流れ」と「データの持ち主」を整理するための地図なのです。

 

また、システム連携組立図を設計する際、フライクが大切にしている前提が3つあります。

前提① 業務起点で考える

システムは「ツールありき」ではなく、「業務ありき」で設計すべきです。

「このツールが便利だから導入しよう」ではなく、「この業務を効率化するために、どのツールが必要か」という順番で考える。業務の流れを整理してから、それに合ったツールを選ぶ。この順番を間違えると、ツールに業務を合わせることになり、現場が混乱します。

 

前提② データを主語にしない

「このデータをどこに置くか」という発想ではなく、「この業務で誰が何をするか」という視点でシステムを設計します。

たとえば、「リード情報をSalesforceに入れるべきか、HubSpotに入れるべきか」と悩むのではなく、「マーケティング担当者がリードを管理するために、どのツールが最適か」を考える。データではなく、人と業務を主語にすることで、現場が使いやすいシステムになります。

前提③ 組織変更・事業成長を前提にする

組織は変わります。事業は成長します。今の業務に最適化しすぎたシステムは、将来必ず破綻します。

フライクでは、「将来の拡張を前提にしたシステム設計」を重視しています。

―新しい事業が増えたとき、組織が変わったとき、ツールを入れ替えやすい構造にしておく―そのために、オールインワンではなく、「組み合わせ型」のシステム設計を採用しています。

2026年版システム連携組立図の全体像

フライクのシステム連携組立図は、2025年版から大きく進化しました。新しいツールの導入、業務プロセスの変化、そして組織の成長に合わせて、より実践的で拡張性の高い設計へとアップデートされています。

ここでは、2026年版の全体像を俯瞰し、前回からの主な変更点を解説します。さらに、各部門がどのようにシステムを活用しているのか、コンセプトやツール選定の背景をお伝えしていきます。

2025年版からのアップデート

2025年のシステム連携組立図

2026年のシステム連携組立図

【強化した考え方・領域】

2026年版では、以下の領域を強化します(※一部これからの構築予定)

マーケティングコンテンツ制作の効率化

NotionとAsanaを中心に、コンテンツの企画から実行、PDCAまでをスムーズに回せる仕組みを構築

▶Salesforceの介在を最小限にすることで、マーケティングチームがより迅速にコンテンツを制作・配信することが可能

議事録管理の導線改善

これまでQuipで議事録を作成し、Salesforceの活動履歴や商談に連携、さらにamptalkで録画データを確認するという複雑なフローだった

▶2026年版では、Notion・tl;dv・Salesforceの連携に整理し、AIを活用した議事録作成と録画データの活用をよりシンプルで効率的に

HR領域のシンプル化と成長支援

採用媒体での採用を中止したのが大きな変更点
HR領域の仕組みをシンプルにし、Salesforce上で評価制度や研修メニューの受講状況を可視化

▶これにより、社員一人ひとりの成長を加速するための基盤を整えた

データ基盤の強化

フライクのビジネスを成長させるためのデータは、各ツールに散在していた
―YouTubeやGoogleには将来のフライクのお客様の情報
―SalesforceやBacklogには既存顧客の要望やビジネスのネタ

▶これらのデータをSnowflakeで一元的に集約し、Tableauで分析することで、部門横断でのデータ活用が可能になり、より精度の高い意思決定が可能に

AI活用の本格化

それぞれのAIには異なる役割と特性がある
―Agentforceはセールス支援
―ChatGPTやGeminiは汎用的な業務サポート
―NotionAIはドキュメント作成支援

▶こういった複数のAIを使い分けることで、AIを部下に持った状態でビジネスを推進できる体制を構築

【見直した役割分担】

2026年版では、業務効率化と役割の明確化を目的に、以下のツールを廃止または廃止予定としました。

これらの廃止により、ツールの数を減らし、各部門が本当に必要なツールに集中できる環境を整えました。また、データの流れもシンプルになり、システム連携の複雑さが軽減されています。

【統合しすぎない判断】

システム設計において、「すべてを一つのツールに統合する」という選択肢もあります。しかし、フライクでは「統合しすぎない」という判断を重視しています。

各ツールの強みを活かす
– 一つのツールにすべてを詰め込むと、どの機能も中途半端になるリスクがあるため、「HubSpotはマーケティング機能」「SalesforceはCRM機能」「Notionは情報共有機能」というように、それぞれのツールが得意な領域を活かす設計を構築。
– これまでは、ワンプラットフォーム内にデータを一元管理したほうがAIの学習データが溜まりやすいという考え方だった。しかしAIが進化した今、他社のデータベース(SaaS)も検索対象として、権限管理を意識した状態で検索できるようになっため、ITツールをまたいだAI活用も可能になっている。

将来の拡張性を確保
– すべてを一つのツールに統合すると、そのツールへの依存度が高まり、将来的な変更が困難となる。そのため事業が成長し、組織が変わったときに、特定のツールを入れ替えやすい構造にしておくことが重要。

部門ごとの使いやすさを優先
– 「マーケティング担当者はHubSpot」「営業担当者はSalesforce」というように、各部門が使いやすいツールを選べる。これにより、現場の負担を減らし、ツールの定着率を高めることができる。

各領域の新しいコンセプトと実践例

2026年版のシステム連携組立図は、「適材適所のツール選定」と「将来の拡張を前提にした設計」を重視しています。

ここでは、各領域の新しいコンセプトと具体的な活用例を紹介します。マーケティング、セールス、HR、ミドルオフィス、バックオフィスの5つの領域に加え、共通領域、データ連携・基盤・分析、そしてAI領域において、どのようなコンセプトでツールを選定し、業務とITを掛け合わせてシステムを武器に変革しているのかをお伝えします。

1. マーケティング領域で利用しているITツールと新しいコンセプト

マーケティング領域で活用しているITツールは以下の通りです。

【マーケティング領域におけるコンセプト】

①コンテンツ制作から配信までの一気通貫フロー

マーケティングチームは、NotionとAsanaを活用してコンテンツ企画・制作のプロジェクト管理を行っています。

作成したコンテンツは「動画メディア」「音声メディア」「テキストメディア」の3つに分類され、それぞれ複数のチャネルで配信しています。

コンテンツ制作で終わりではなく、認知拡大やHPへの流入など、マーケティング活動がセールス活動にどの程度効果をもたらしているかをチャネル横断で分析しています。

②「HubSpot」を中心としたマーケティングオートメーション

Account EngagementからHubSpotへの移行により、より高度なマーケティング機能を活用できるようになりました。

LP作成の手間を軽減し、固定IPアドレスを使用している企業の閲覧状況や、フライクのペルソナの閲覧情報などをSlackに通知することで、これまでインバウンドのみに頼っていたリード獲得を1to1マーケティングで実現できるようになりました。

また、施策やリード獲得をSalesforceのキャンペーンやリードと連携することで、セールスチームへシームレスに引き渡せる体制を構築しています。

③データドリブンな広告解析

Targety、YouTube Analytics、Google Analytics、HubSpotを組み合わせ、広告効果を多角的に分析しています。これらのデータはSnowflakeに集約され、Tableauで可視化することで、マーケティングROIの向上に貢献しています。

2. セールス領域で利用しているITツールと新しいコンセプト

セールス領域で活用しているITツールは以下の通りです。

【セールス領域におけるコンセプト】

①AI×人で変える「売れる仕組み」の作り方

外部データ×社内データで「今、買いたい企業」を見抜く仕組みを構築しています。Web上の市場・人物データ(スピーダ・Autoboost)、自社に眠る顧客行動・商談履歴(Salesforce・HubSpot)、SNS・動画の反応データ(YouTube・X・LinkedIn)を活用し、AIがこれらを統合分析することで、「いま提案すべき企業」を自動で抽出します。

さらに、AIが営業の”考える仕事”を代行し、リードジェネレーションを実施しています。リストアップ・提案の叩き台作成をAIが自動化し、YouTube視聴履歴・HP行動・社内情報を統合して、顧客ごとに最適な提案内容をAIが生成します。

面談設定からアイスブレイク、提案資料までAIが下準備することで、営業担当者は顧客との対話により多くの時間を割けるようになりました。

②フライクが目指す「営業の理想郷」

YouTubeとマーケティングデータを活用することで、顧客自身も気づいていないニーズを先読みします。AIが「いま伝えるべき情報」「ベストなタイミング」で届けることで、インサイドセールスは温まったインバウンドだけに集中でき、アウトバウンドは確度の高い企業だけに絞って攻めることができます。

この結果、無駄な営業が80%消え、残るのは「対話する価値のある商談」だけとなりました。HubSpot Sales Hub、Autoboost、スピーダ、ZoomPhone、Agentforceを組み合わせることで、AI×人間のハイブリッド営業を実現しています。

3. HR領域で利用しているITツールと新しいコンセプト

HR領域で活用しているITツールは以下の通りです。

【HR領域におけるコンセプト】

①採用媒体からの撤退とSNSブランディング

2024年から2025年にかけて、フライクはあらゆる採用媒体に登録していましたが、スカウト費用の高騰、返信率の低さ、求職者の質を総合的に検討した結果、採用媒体からの撤退を決断しました。

代わりに、フライクのビジネスに真に共感してもらうため、SNSマーケティングに注力する戦略へと転換しました。YouTube、Note、公式ブログといった自社発信メディアを高頻度で更新することで、フライクの理念や文化に共感する候補者との出会いを創出しています。

②研修制度と評価制度のSalesforce化

従来Excelで管理されがちだった研修制度と評価制度を、Salesforceのカスタムオブジェクトを活用して構築しました。一人ひとりのオンボーディング状況を数値化することで、戦力化までのロードマップを本人はもちろん、マネージャーや経営陣まで一目で把握できるようになりました。

これにより適切なタイミングでのサポート提供や、育成プログラムの継続的な改善が可能になっています。評価データはSnowflakeに集約され、組織全体の成長分析にも活用されています。

4. ミドルオフィス領域で利用しているITツールと新しいコンセプト

ミドルオフィス領域で活用しているITツールは以下の通りです。

【ミドルオフィス領域におけるコンセプト】

①見積情報からプロジェクト予定工数を自動生成

見積情報を元にプロジェクトの予定工数を自動生成する仕組みを構築しました。Salesforceやソアスクで作成された見積データがTeamSpiritに連携され、予定工数として自動設定されます。プロジェクト開始時から収支管理の基盤が整い、手作業による工数設定や転記ミスを防げます。

②社内メンバーと業務委託メンバーの工数管理によるプロジェクト収支の可視化

TeamSpiritで社内メンバーと業務委託メンバーの勤怠・工数入力を一元管理しています。プロジェクトごとに実際の投入工数を正確に把握し、予定工数と比較することで、収支状況をリアルタイムで可視化します。このデータはSnowflakeに集約され、プロジェクトの採算性分析や見積精度の向上に活用しています。

③Notion×Backlogによるプロジェクト管理とクライアント協働の実現

Notionでプロジェクトの準備から議事録作成、まとめ、クライアントへの共有まで一元管理しています。プロジェクト開始前は、Notion上で概要・タスクリスト・タイムラインを整理し、チーム全体で情報を共有します。

ミーティング当日は、リアルタイムで議事録を作成し、クライアントと画面を共有しながら認識をすり合わせます。プロジェクト終了後は、成果物や振り返り内容をまとめたページをクライアントに共有し、透明性の高い協働関係を構築します。

さらに、打ち合わせ中に発生したタスクはNotionからBacklogに自動連携されるため、ツールを意識せずプロジェクトの推進に集中できます。この仕組みにより、情報の散在を防ぎ、クライアントとの認識齟齬を最小限に抑えています。

5. バックオフィス領域で利用しているITツールと新しいコンセプト

バックオフィス領域で活用しているITツールは以下の通りです。

【バックオフィス領域におけるコンセプト】

①Bakurakuシリーズによる経費・債権債務管理の完全自動化

Bakuraku申請・経費精算、Bakurakuカード、Bakuraku債権債務管理を組み合わせることで、経費精算から請求書処理、支払管理までを一気通貫で自動化しています。従業員はスマートフォンから領収書を撮影するだけで経費申請ができ、Bakurakuカードの利用データは自動的に経費システムに取り込まれます。

また、請求書はAI-OCRで自動読み取りされ、承認フローを経てfreee会計や勘定奉行に連携されます。これにより、経理担当者の手作業が大幅に削減され、リアルタイムでの債権債務管理が可能になっています。

Slack・Notion・Agentforceを活用したバックオフィス業務の問い合わせ対応

バックオフィス業務に関する社内からの問い合わせは、Slackの専用チャンネルで一元管理しています。よくある質問についてはNotionでFAQを整備し、Slackから簡単にアクセスできるようにしています。

また、将来的にはAgentforceを活用した自動応答の導入も検討しており、バックオフィスチームがより戦略的な業務に集中できる環境を目指しています。

6. データ連携・基盤・分析領域で利用しているITツールと新しいコンセプト

データ連携・基盤・分析領域で活用しているITツールは以下の通りです。

【データ連携・基盤・分析領域におけるコンセプト】

①Snowflakeによる全社データの統合基盤構築

Salesforce、HubSpot、TeamSpirit、freee会計など、社内の主要なシステムからデータをSnowflakeに集約しています。Zapierを活用したデータ連携により、リアルタイムに近いデータ更新を実現しています。

Snowflakeでは、データの整形、クレンジング、統合を行い、分析に適した形でデータを保存しています。これにより、各ツールに散在していたデータが一元管理され、全社横断的なデータ分析が可能になっています。データの信頼性も向上し、施策やコンテンツマーケティングのPDCAにおける意思決定のスピードと精度が大幅に改善されています。

②Tableauによるデータ可視化とダッシュボードの民主化

TableauをSnowflakeと連携させることで、営業実績、マーケティングROI、プロジェクト収益性、財務指標など、さまざまなKPIをダッシュボードで可視化しています。各部門のマネージャーや経営陣は、このダッシュボードを日々確認し、データに基づいた迅速な意思決定を行っています。

また、全社員がアクセスできるダッシュボードも用意されており、データの民主化を推進しています。従業員一人ひとりが自分の業務に関連するデータを確認できることで、全社的なデータドリブン文化の醸成に貢献しています。

③リアルタイムデータ連携による意思決定の高速化

Zapierを活用することで、各システムからSnowflakeへのデータ連携を自動化し、リアルタイムに近いデータ更新を実現しています。これにより、経営陣やマネージャーは常に最新のデータに基づいて意思決定を行うことができます。

たとえば、営業活動の進捗状況、マーケティング施策の効果、プロジェクトの収益性などを即座に把握でき、必要に応じて迅速に戦略の修正や資源配分の最適化を行っています。この仕組みにより、市場環境の変化に柔軟に対応できる組織体制を構築しています。

7. AI領域で利用しているITツールと新しいコンセプト

AI領域で活用している主なITツールは以下の通りです。

【AI領域におけるコンセプト】

①用途別AIツールの使い分けによる生産性最大化

フライクでは、業務内容に応じて最適なAIツールを使い分けることで、全社員の生産性を最大化しています。ChatGPTは汎用的な文章作成やブレインストーミング、Geminiは高度な分析や複雑なタスク、Notion AIはドキュメント作成や要約、AgentforceはSalesforce内での営業支援、Box AIはファイルの誤字チェックや言い回しの確認に活用しています。

各従業員が自分の業務に最適なAIツールを選択できるようにすることで、AIを真の業務パートナーとして機能させています。この使い分けにより、単なる効率化だけでなく、従業員一人ひとりの創造性を高め、より価値の高い業務に集中できる環境を実現しています。

②Agentforceによる営業活動とバックオフィス業務の高度化

SalesforceのAgentforceは、営業担当者の強力なパートナーとして機能しています。過去の商談データや顧客情報を分析し、最適な提案内容やネクストアクションを自動的に提案してくれます。また、メールの下書き作成、議事録の要約、カスタマージャーニーの可視化など、営業活動のさまざまな場面でAIが支援しています。

これにより、営業担当者は本来注力すべき顧客との関係構築や戦略的な提案活動により多くの時間を割くことができるようになっています。さらに、バックオフィス業務においても、Agentforceを活用した自動応答の導入を検討しており、社内からの問い合わせ対応の効率化を進めています。

Agentforceの導入により、営業プロセスの標準化と品質向上、そしてバックオフィス業務の効率化を同時に実現しています。

まとめ

この記事を通じて最もお伝えしたかったのは、「システムは単に選ぶものではなく、業務を効率化し、人の採用に頼らず組織が成長するためのシステムづくり」という考え方です。

多くの企業では、「このツールを導入すれば課題が解決する」という発想でシステムを選びがちです。しかし、フライクでは各領域で最適なツールを選び、それらを有機的に連携させることで、初めて真の価値が生まれると考えています。

・HubSpotとSalesforceの連携
・ソアスクとTeamSpiritの連携
・SnowflakeとTableauの連携
・Zapierによる自動化

これらすべてが組み合わさることで、データが一元化され、業務が効率化され、意思決定のスピードと精度が向上します。

ツール単体の機能ではなく、

「どのように組み合わせるか」
「どのようなデータフローを設計するか」

が、システム構築における最重要ポイントです。

今回は各システムの具体的な設定方法や運用ノウハウ、詳細なワークフローまでは触れていません。あくまで「全体の設計思想」と「各領域の位置づけ」を理解していただくための概要編です。

より実践的な情報をお届けするため、以下の領域別に詳細な解説資料を、ブログ記事、ホワイトペーパー、動画コンテンツ、ウェビナーなど、さまざまな形式で順次公開していく予定です。

  • マーケ×セールス:HubSpotを中心としたマーケティングオートメーション、Salesforceとの連携方法、インサイドセールスからフィールドセールスへの引き継ぎプロセス、AgentforceやAIツールを活用した営業支援の具体例
  • 受注〜契約〜請求:ソアスクを活用した見積・契約・注文管理、請求書発行の自動化、Bakuraku債権債務管理との連携、TeamSpiritでのプロジェクト工数管理、freee会計への連携など、受注後のバックオフィス業務を効率化する仕組み
  • データ基盤・経営可視化:Snowflakeを活用した全社データの統合基盤構築、Zapierによるデータ連携の自動化、Tableauでのダッシュボード設計、経営KPIの可視化手法など、データドリブン経営を実現するインフラ解説
  • AI活用:ChatGPT、Gemini、Notion AI、Agentforce、Box AIなど、用途別AIツールの使い分け方法、プロンプトエンジニアリングの実践例、営業活動やコンテンツ制作におけるAI活用の具体事例

◆まずは60分の無償相談会から

フライクが提供しているのは、単なる「システム構築」ではなく、クライアント企業が
ITツールとデータを武器にしてビジネスを加速させるための「仕組み」を共に創ること
です。

そのために、フライク自身が実験場となり、最新のツールや技術を試し、試行錯誤を重ねながら、「こうすればうまくいく」「ここは注意が必要」といった生きた知見を蓄積しています。その知見をクライアント企業に還元し、共に成長していくことを大切にしています。

この記事で紹介したシステム連携も、決して完成形ではありません。市場環境の変化、新しいツールの登場、社内の成長に合わせて、常にアップデートを続けています。

もし、この記事を読んで「自社でも同じような仕組みを作りたい」「もっと詳しく知りたい」方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

次世代のマーケティング×セールス、そしてデータドリブン経営を共に実現していきましょう!

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