Sales Cloudはセールスフォース・ドットコム社が開発しているCRMです。
「Salesforceの導入を検討しているけど、代表的なサービスであるSales Cloudを導入すればいいのだろうか?」「実際にSales Cloudでできる機能ってなんだろう?」というような疑問があるかと思います。
本記事では、Sales Cloudの基本知識からSales Cloudでできる機能について解説します。
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目次
Sales Cloudは、セールスフォース・ドットコム社が開発しているCRMです。営業活動を行うときに、営業活動の効率化は非常に大切です。Sales Cloudを利用することで営業プロセスを整理して、受注確度を向上させることができます。
Sales Cloudは、インサイドセールスやフィールドセールスなど営業フェーズごとに顧客との接触ポイントや営業活動情報を記録することができるので、営業効率の向上に役立ちます。
Sales Cloudは営業活動を効率化させるためのツールです。顧客管理はもちろんですが、商談中の会話内容や見積、契約情報の管理も可能です。
一方でService Cloudはカスタマーサポートを効率化させるためのツールです。サービスコンソールという機能を利用することで、顧客属性・購入履歴・問い合わせ履歴を一目で確認することができます。Sales Cloudでもカスタマーサポートを行うことはできますが、より効率よく行いたいならService Cloudを利用するといいでしょう。また、Service Cloudではカスタマーサポート活動を行うオペレーターの業務パフォーマンスも視覚化できるので、オペレーターの質向上にも役立ちます。
つまり、営業活動を効率化したいならSales Cloud、カスタマーサポート活動を効率化したいならService Cloudを導入することがおすすめです。
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Sales Cloudnには機能や拡張性、サポート体制が異なる4つのエディションが展開されています。それぞれのエディションを次の表にまとめました。
エディション | 費用 | エディションの概要 |
Essentials | 3,000 円(税抜)/ユーザー/月 | シンプルに始められる、ユーザー数10名までのCRM |
Professional | 9,000 円(税抜)/ユーザー/月(年間契約) | あらゆる規模のチームに対応する包括的な CRM |
Enterprise | 18,000 円(税抜)/ユーザー | 自社に合わせた細かいカスタマイズが可能なCRM |
Unlimited | 36,000 円(税抜)/ユーザー | CRM 機能とサポートが無制限 |
例えば、30名のマーケティング×営業×CS組織がSales CloudのEnterpriseエディションを利用するときには月額18,000円×30名×12ヶ月=年間648万円がかかる計算となります。
これ以外にも、初期導入費用や保守・メンテナンス費用などが追加でかかる場合があるので、具体的にいくらかかるかを事前に把握しておくようにしましょう。
こちらの記事では、Salesforceの導入費用について詳しく解説しているので参考にしてください。
【Salesforce】の導入の流れと費用が丸わかり!3つのパターンの導入支援金額を大公開
もっとも利用されているのはEnterpriseエディションです。WEB APIとの連携による自由度の高いカスタマイズが可能となっているので、自社のビジネスプロセスに合わせてカスタマイズすることが可能です。
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Sales CloudとSalesforce Platformの違いはこちらの記事でも解説しています。
Sales CloudとSalesforce Platformの違い
Sales Cloudでできる機能について解説します。
今回解説するのは次の機能です。
一つずつ解説します。
Sales Cloudでは、住所、電話番号、業務内容をはじめとした取引先や取引先責任者の管理が可能です。取引先責任者という言葉は、Salesforce独特の言葉なので、Salesforceを利用しているのであれば覚えておくべき用語です。取引先責任者とは、取引先に所属している個人の情報を保存するためのオブジェクトのことです。
Sale Cloudでは、取引を行う会社の情報と、その会社に所属している個人の情報を管理することができます。
案件金額、商談状況、営業活動などの商談情報を管理することができます。商談の情報を詳細に確認することができるので、営業担当者以外の人でも状況をリアルタイムに把握することができます。
商談管理が可能になることで、経営判断や営業判断も正確に行えるというメリットがあります。他にも、新人営業の営業力の底上げなど、商談管理ができることで得られるメリットは数多くあります。
売り上げ予測は、その名前の通り売り上げを予測する機能のことです。
次の4つ売上予測に割り当てて、売上予測を計算します。
具体的には、商談のフェーズごとに予測を行うようなイメージです。次の表にフェーズの具体例と売上予測の具体例をまとめました。
フェーズ | 受注確度 | 売上予測分類 |
コンタクト | 10% | パイプライン |
評価 | 10% | パイプライン |
ニーズの把握 | 20% | パイプライン |
値の提示 | 50% | パイプライン |
ID 決定者 | 60% | パイプライン |
認識分析 | 70% | 最善達成予測 |
提案書/見積書の作成 | 75% | 最善達成予測 |
最終交渉 | 90% | 達成予測 |
商談成立 | 100% | 完了 |
不成立 | 0% | 売上予測から除外(売上予測に含まれません) |
Salesforceでは、プロセスを自動化することもできます。
プロセスの自動化を行うために利用できるシステムは次の3つです。
この3つのうち、ワークフロールールとプロセスビルダーは廃止されることが決まっているので、今から自動プロセスを作成したいと考えるなら、フローを利用するようにしましょう。
セールスフォース社は「2023年冬頃を目途に、ワークフロールールやプロセスビルダーといった自動化機能をフロービルダーに統合する」との発表をしています。現在、ワークフロールールやプロセスビルダーで設定している自動化プロセスがあるのであれば、[フローに移行]で作成済みの自動化ルールを変換することができるので試してみてください。
また、「自動化プロセスを作成してほしい」「既存のワークフロールールを整理してフローに変換してほしい」などのご要望があればFlykeにご相談ください。
SalesforceにはモバイルCRMの機能があります。スマホやタブレットなどのスマートデバイスを利用してCRMにアクセスすることができるので、場所や時間の制限から開放されるでしょう。
お客様からの夜遅くの連絡や、通勤中の連絡など、今まではパソコンを開くことができなかった時間でも顧客情報にアクセスすることができるようになり、結果的に顧客満足度の向上を見込むことができるでしょう。
Salesforceには、Revenue Intelligenceという機能があります。
Revenue Intelligenceでは次のようなことを実現可能です。
結果的に、正確な予測を立てることが可能となり、ビジネスの成長を実現することができるでしょう。
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本記事では、Sales Cloudnの基本知識から具体的な機能について解説しました。
Sales Cloudは、営業活動を効率化したいと考えている企業にぴったりなCRMと言えるでしょう。
また、Flykeでは、Salesforce導入支援を行なっています。お客様の現状の業務用件や目指すゴールをヒアリングし、システム設計から実装まで一気通貫してサポートを行いますので、Salesforce導入に興味・関心がございましたらぜひフライクにお問い合わせください。
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