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ビジネス上の怒りのツボ
ビジネス上の怒りのツボ
2026.02.11

こんにちは!フライク採用広報チームです!

今回は、「ビジネス上の怒りのツボ」と題して、代表取締役の大瀧にインタビューを行いました。

ビジネスをする上で、価値観の不一致などさまざまな要因で発生してしまう可能性がある“怒り”の感情。どのようにすれば円滑にコミュニケーションを図れるのか。フライク流の見解をお伝えします。

ビジネスのエゴは相手に伝わる

フライクは経営コンサルティングやシステム導入コンサルティングという事業上、さまざまなお客様とビジネスをする機会が多いと思いますが、そんな大瀧さんがビジネス上で怒りを感じることはありますか?

大瀧:“怒り”というほど強い感情ではないかもしれませんが、「これってどうなの?」と思うことは頻繁にありますね。

直近では、Xでもポスト(https://x.com/OhtakiRyo/status/2001549852648652890)したのですが、とあるITツールについて問い合わせした際に、「システムの解約率が高いため、従業員50名以下の場合は2年の契約が必須」という返信をいただいたんです。

こういうのを見ると私はちょっと「ん?」と思ってしまいますね。理には適っているし、ビジネスとしては妥当でしょう。ただ自分たちのエゴを包み隠さず相手に伝えてしまっているというのが、個人的にはすごく嫌で。

企業が利益を出して儲けるのがビジネスなのでもちろん仕方がない部分はあります。ですが、「もう少し伝え方があるのではないか」と思ってしまいますし、さらに踏み込むと「自分たちさえ良ければいい」というような考え方に見えてしまって、私は好きになれないですね。

あとはメールで書いてしまうのも良くないなと思うんですよね。対面でお話ししているならまだしも、文章はより感情が見えづらいですし、何より残ってしまう。せっかく良いツールや良いビジネスを売っていても、エゴイスティックに見えてしまって、正直なところちょっと引いてしまいました。

利己的な考え方があまり好きではないのかもしれません。

—やはり目先の売上や目先の利益のことばかり考えてしまうと、長期的に物事が見られなくなってしまいますよね。

大瀧:そうですね。目先のことだけを見ているとコミュニケーションが自分本位になってくると思っているんです。本来は少し考えれば「こういうコミュニケーションを取ると相手にどう映るか」というのがわかるはず。けれど、目先の売上だけを見てしまうことで近視眼的になって、相手の立場という視点を見失ってしまう。同じビジネスパーソンとして非常に残念な気持ちになりますね。

「自分を俯瞰して見ること」がビジネスの第一歩

—大瀧さんがこれまでのビジネスの中で一番“怒り”を感じたことはどのようなものでしたか?

大瀧:私、実はお客様に怒ったことがあるんですよ。「これだけは許せない」ということがあって。何かというと、とある企業の社長さんだったのですが、打ち合わせ中にタバコを吸い始めたんです。初対面の人間と打ち合わせをしているにもかかわらずタバコを吸い始める姿を見て、私の話を聞く気がないんだなと感じました。

なので「打ち合わせ中にタバコを吸う方とは打ち合わせをしたくありません」と正直に言って、そこから相手方と本音でお話させてもらいました。その企業様曰く「システムを入れたいけど人が追いつかない。人も来ない。どうしたらいいかわからない。」ということでした。

私としては「それはそうだろう」と感じました。初対面の社外の人間である私でさえ「話を聞いてくれていないな」と感じる振る舞いだったわけですから、社内の人間に対してもそういった対応が常態化しているのでしょう。それでは従業員はついて来ないでしょうし、人も定着しません。「自分の姿を見て相手がどう思うか」という、自分を客観視する視点の不足を感じました。

—ビジネスをする上で、「相手方に自分がどう映っているか」を考えるのは重要なことですね。

大瀧:本当にそう思います。少し話は変わりますが、フライクの本社の近くに、あるお寿司屋さんがありまして。近くにあるのにスタッフみんなランチや飲み会で利用しないねという話になったんです。実は私には、そのお店を利用しないようにしている明確な理由が二つあるんです。

一つは路上駐車をしているから。近隣に小学校があるので、「登下校時に路上駐車して横断歩道が見えないと危ないです。ここに車を停めるのはやめてください。」とお店の人や警察に度々お話ししたのですが、路上駐車を続けている。近隣の子どもたちの安全に関わることですから、なにかあってからでは遅い。他者の安全を脅かしても路上駐車を続ける姿勢を見てしまうと、そのお店で食事をしようとは思えないでいます。

もう一つの理由は、お店の大将のタバコです。タバコを吸うこと自体は個人の自由なので構いませんが、問題なのは小学生が通るところでタバコを吸っていること。子どもたちにもくもくとタバコの煙がかかるのも気にせずタバコを吸う姿にはがっかりしてしまって。それにその姿もすべて道を通る方やお客さんに見えているんですよね。なんだかとても残念な光景を見ているように思って、これもそのお店に食事をしに行こうと思わない理由の一つになっています。

「相手方に自分がどう映っているか」を考えるという話に戻りますが、「人に迷惑をかけている」「俯瞰して見たときに子どもたちに胸を張れるような行動を取っていない」というのは、ビジネスに限らずプライベートでも私としては「NO」ですね。

—そういった怒りを感じたときに、大瀧さんは相手に指摘などはされるのでしょうか?

大瀧:昔は利己的な人とか、ロジカルでないと思うところに関しては徹底的に言っていましたね。

でも最近は「かわいそうな人だな」と思うだけで、何も言わなくなりました。「この人にエネルギーを注いだとしても返ってこない」というのがわかってしまうし、エネルギーが有限なのだとしたら、違うところに使おうと思っています。

昔に比べて“怒り”の感情を伝えることは減りましたが、世の中の理不尽に対しては常に怒っています(笑)。

—最近は何も言わないとのことでしたが、それでも「この企業様のここは良くなってしい」と思って指摘することなどはあるのでしょうか。

大瀧:やはり良いツールや良いシステムを使っている企業様には、良くなってほしいなと思います。ですが、企業って、末端の人に言ってもどうにもならないことがあって。中核を担っている人や頭脳になっている人——いわゆる軍師の役割の人に指摘しないと伝わらない。経営陣の考え方が変わらないかぎり無理だろうなと思ってを指摘をしないことも多いですね。

自分で考えることの重要性」誠実な企業とは

—反対に、機能的にはまだまだ不十分ながらも誠実に対応してくれる企業様のツールを使うようなこともあるのでしょうか?

大瀧:あります。そういうときは「これから良くなってほしい!」という応援のつもりで投資します。

やはりそういう企業様って「謙虚さ」「素直さ」を伴っているので、こちらも応援したくなるんですよ。

自分たちで精一杯考えた結果の一生懸命さというのは大切な要素だと思うんです。

なので、冒頭で話題に出した企業様についても「単に上からそう言われたとおりに伝えている」「こういう風に売れと言われたから言っている」というのが透けて見えてしまって、自分で考えて伝えてくれていないなと感じてしまったのが、残念に思ったポイントかもしれませんね。

—ビジネスをする上で、時にはお客様に対してどうしても不都合なことを伝えなければいけない瞬間はありますが、その伝え方自分なりに考えることも重要になりますよね。

大瀧:本来「相手のことを想像できない」って、「経験値が足りていない」から起きることだと思うんですね。子どもならまだしも、大人がそうなってしまっている。

「言われていないからしない」「指示されていないからわからない」——自分で考えることを放棄してしまう姿勢には問題を感じています。

これについてはビジネス以前に日本の教育制度自体にも問題があると思っていて、小学校から高校までの間はすべてマルかバツかという答えを出すことで良し悪しを判断される。

でも大学生から社会人になると、マルかバツかでは測れない領域になってくるじゃないですか。場合によっては答えが出ないこともありますし。今まで誰も教えてくれなかったのに急に自分で考え、曖昧さや不完全さを自分なりに説明しなければならなくなる。

その変化の中でうまく順応しきれなかった結果、自分で考えるのをやめて指示に従うことだけを考えるようになっていったのかなと個人的には思います。

—先ほどの「打ち合わせ中にタバコを吸った方」の話にもありましたが、日常的にどのように振る舞っているかは結構相手に見られていますよね。

大瀧:その通りだと思います。服装がだらしないとか、遅刻が多いとか、オフィスの使い方が汚いとか。一見ビジネスとは関係がなさそうな部分にも、その人の人間性が見える。結果的にそれによって商談がダメになってしまうとか、会社側が不利益を被るなんてばかばかしいじゃないですか。

一方で、「来た時より綺麗にして帰る」とか、物の扱いが丁寧な人って仕事においても細部にまでこだわる。「相手にどう見えるか」を自分の頭でワンクッション思考するだけで変わる言動はたくさんあるはずなんですよね。

「利他的な人であれ」フライクの価値観と考え方

—ここまで大瀧さんの考える「ビジネス上の怒りのツボ」についてお話いただきましたが、そういった大瀧さんの考え方はフライクの価値観として盛り込まれている部分はあるのでしょうか?

大瀧:フライクの「人事制度ガイドライン」や「社内ルール」にかなり反映されています。

例えば「人事制度ガイドライン」内にある「セルフマネジメント:プロとしての振る舞い」の部分を引用しますが、「言動・マナー・態度において基本的な社会人スキルが不足しており、信頼を損なう・誤解を生むような行動が見られることが多い。」という部分が見られるようであれば評価は1になります。

「社内ルール」の方では社員同士のコミュニケーションについてや、挨拶など一般的なことについても記載していますし、お客様とお会いするときの服装についても指定がありますので、新しく入った方には最初の研修でお伝えするようにしています。

お客様相手であっても社内であっても、チームで仕事をしている以上自分ひとりだけで仕事を完結することはないので、相手を思いやる気持ちをまず大事にしてほしいと思っています。

—最後に、今後さまざまな年代や価値観を持つ方がフライクに入社すると思うのですが、ここだけは譲れないという考えや思いをお話ください。

大瀧:少し話が逸れてしまうかもしれませんが、お給料ってあくまでもお仕事を依頼してくださるお客様からお金をいただくものであって、社長からもらうものではないんですよね。

小さい企業になるとどうしても「社長から」「会社から」と内部のことを気にするかもしれないのですが、きちんとお客様にハッピーになっていただいた分の対価として私たちはお金をいただいている。

ビジネス上お客様に怒りを抱かせないためには「自分の売りたいものを売る」よりも先に、まず「お客様の痛みをわかったうえで寄り添ってご提案する」——つまり、利己的よりも利他的になってほしい。そんな考え方を持ち続けられる人を、フライクは歓迎します。

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