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こんにちは、地方×ITを伝播する株式会社フライクの大瀧です。
今回は「なぜ会計ソフト導入は失敗するのか、成功に導くための事前準備」についてお話しいたします。
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目次
突然ですが、みなさん会計ソフトはどんなものを使用されていますか?
また、どんなことを基準に会計ソフトを選択・導入されているでしょうか。
今回は、会計ソフトfreeeのバックオフィス機能を例に、会計ソフト導入成功の糸口を探っていこうと思います。
私(大瀧)は、2017年8月から2020年1月まで、約2年半に渡り会計ソフトfreeeの九州支社長を務めていました。
具体的な仕事内容としましては、①会計・税理士事務所向けの営業
②士業と同行しクライアント向けの提案
フロントオフィス(顧客管理・案件管理)
バックオフィス(会計・経理)の業務改善提案
を行なっていました。
そんな元freee九州支社長の私が選ぶ、freeeの好きな機能トップ3と、
導入失敗する人のfreee誤認識トップ5についてご説明いたします。
従来のバックオフィスでは、
売掛金、買掛金の管理:エクセルや会計ソフトではないところでの管理
で行うことが多かったのではないでしょうか。
ところが、freeeでは他システムから連携した売掛の情報が自動的に連携され、「売掛金管理」が可能。
がスムーズに実施できるのです!
こちらも従来の例を出しますと、
など、非常に分析しづらくなっています。
では、こちらもfreeeのバックオフィス機能を見てみましょう。
「月次推移」の項目に注目してみると、
つまり、PL、BSから総勘定元帳にリンクができるので、全体を把握しながら細かい粒度を確認できる
=細かな分析が可能となっています!
こちらも従来のバックオフィスでは、業務ソフトと会計ソフトが分断されているので、基本は手入力になってしまいます。
が、freeeでは会計へ入力するインプット機能を蓄えたシステムと連携が可能です。
たとえば、
こういったフロントオフィスツールとの連携を検討してみても良いでしょう。
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freeeって結構な確率でベテランの経理さんに「使いづらい」と嫌われがちです。
その理由によく挙げられるのが、
「借方、貸方で入力できない」「振替伝票が打てない」「修正仕訳がしにくい」
というものです。
ただ、freee=単なる会計ソフトと思っていると、導入に失敗してしまうかもしれません。
そんなfreee導入を失敗する人の誤認識を5つまとめてみました。
まず、freeeというのは、
ERP(Enterprise Resource Planning)ソフトの考えを持った会計ソフト×
会計機能を持った業務ソフトという総合業務システムです。
つまり、業務をしていくと、会計の領域だけではなく、業務ソフトの領域「仕訳」ができる仕組みになっています。
また、ERPのシステムを用いることで、あらゆる情報が管理できる=経営者にとっては経営に判断できる情報が詰まっているのです。
先ほど例に出した
これらの情報を単に手入力しているのでは、「経営判断」に必要な情報を適切なタイミングで取得することはできません。
なので、freee=会計ソフトと考えるのではなく、総合業務システムだという認識を持っていただきたいです。
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では、freeeの導入を実施するために、どんなことが必要になってくるでしょう。
まず優先すべきなのは、業務フローの見直しです。
会計を入力するまでの業務(売掛、買掛、経費申請、給与)を徹底的に見直し、
どこを改善すればよいかという部分に目を向けてみましょう。
次に、インターネットバンキングの導入です。
これらの面倒な作業を省きたいのであれば、すぐにインターネットバンキングを導入すべきです。
freee徹底的に使いこなすなら「地銀」のインターネットバンキングは入金専用にして、
「買掛」などの業務を効率化するなら「ジャパンネット銀行」がおすすめです。
最後に、税理士に何を求めるかを再検討してみましょう。
記帳代行や申告書作成といった自社の帳簿作成のアウトソーシングを求めるのか、
あるいは税理士と月ベースでのPL、BSを見ながらの前月振り返り・投資計画のディスカッションを重ねられる関係を求めるのか。
弊社では、バックオフィス周りのヒヤリング:税理士・会計事務所がメインで実施
フロントオフィス周りのヒヤリング:フライク(弊社)がメインで実施
フロント〜バックオフィスのつなぎこみ:税理士・会計事務所×弊社で実施
と、これまでの「分断型」提案ではなく、得意領域を高め合いながら相互提案を実施しております。
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今回のまとめとしましては、
これらのことを認識し、実行するだけで会計・経理のこと以上に
業務の見直し・整理も行き届いて、その分の時間や労力を他の業務にまわすことができます。
いかがでしたでしょうか?
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