
こんにちは!フライク採用広報チームです!
今回は、株式会社フライクの2025年の振り返りと、2026年の決意表明を代表取締役の大瀧に語ってもらいました。
「荒波」の2025年から、更なる「荒波」の2026年へ
—まず、大瀧さんにとって2025年はどのような年でしたか?
大瀧:一言で言うなら「荒波」ですね(笑)。ただ今年が特別「荒波」というわけではなく、毎年「荒波」だと思っています。もう少し詳細に振り返ると、2025年の1月最初の1営業日目の時点で、スタッフ全員に「今年注力すること」について話しました。具体的には、①認知、②採用、③コンテンツマーケの3つです。
まず1つ目「認知」について、2025年の年末までにXのフォロワーが1万人になっていたら超グッドと言っていて、現実的なところ6,000〜7,000名が着地点だろうねという話になったのですが、結果的に全然注力しなかったからまだ4,000名という(笑)。
またYouTubeについては、登録者数は求めていないもののPDCAが回せる状態と、コンテンツマーケティングの要としてずっとやり続けるということを掲げていたので、これはやり続けられたのではないかなという印象です。
2つ目の「採用」については、2025年中にスタッフを7名採用するというのを目標に掲げていました。具体的なポジションとしては、プロジェクトマネージャーが3名、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)が1名、人事、セールスが1名ずつ、そしてジュニアが2名。これは意外といけましたね。
最後3つ目「コンテンツマーケティング」は、ブログ・動画・ホワイトペーパー・アニメ動画の4つに注力すると決めていたので、それなりにやったなという感じですね。
こうして2025年最初に立てた目標を見てみると、まあまあ達成できていたのではないでしょうか。X以外は(笑)。ただXについてはそこまで他と比べてめちゃくちゃ注力したいと思っていたものではないので、まあこんなものかなという。
—こうして見るとかなり順風満帆のように見えますが、なぜ「荒波」なのでしょう?
大瀧:まず、「人」と「案件」という2つの観点で見た時に、どちらも荒波だったかなと思います。
「人」の部分については、2025年の7月までにもう少し人を増やしておこうと思っていたのですが、結果3名採用して1名が定着している状態です。残りの2名のうち1名は体調不良で辞めてしまっていて、どこかのタイミングで復帰できるかなというのを伺っている最中です。もう1名人事で採用した方は、馬が合わず試用期間中に辞めてしまいました。カルチャーフィットしないまま働き続けるのはお互いにとって不幸な結果をもたらします。試用期間はお互いに実務の中で相性を見極める期間だと思っているので、双方の見極めの結果として仕方のないことだとは思います。
当初営業利益12%が目標だったのですが、ありがたいことに結果的に25%に着地してしまったんです。今後のことを見据え、採用をしようと思っていたのに、人が採用できないかったというのが原因としてあり、採用費を使うことができず、利益が出すぎてしまいました。

本当はもう少しお金を出して採用するつもりだったのですが、良い人に巡り会えなかったので、自分たちで採用をやった結果、予算を消化できなかった。自分たちでお金をかけずに良い人材を採用できたことは嬉しい反面、やはり目標より大幅に利益がオーバーしてしまったのは難しいところだなと感じましたね。
—採用について、先ほどお金をかけずXなどSNSを経由して自分たちで採用して良い人材を得られたとお話しされましたが、それに伴い来年の採用予算は減らしていく方針なのでしょうか?
大瀧:そうですね。ビズリーチやIndeedといった採用媒体系はもう一つも入れていないですね。Offersも入れていない。そういったランニング費用は現状ゼロですね。エージェント経由での採用枠としても1〜2人分の予算を取っていますが、基本は使わない予定です。なので、採用は今後XやYouTube、ポッドキャストなどSNSを経由して行っていこうと思います。
若い層にも見てもらえたYouTubeショート動画
—2025年に行った試みとして「これはやって良かったな」と手応えを感じたものはありましたか?
大瀧:やはりXでの発信やYouTubeショートでしょうか。それまでポッドキャストで配信していた「ながらフライク」の動画版をやり始めたのは結構大きかったなと思っていて。それまでフライクのYouTubeチャンネルは採用用とマーケ用で分けていたんですが、見ている層が同じだったので統合したんですね。
そこからYouTubeショートをやり始めたら、やはり視聴回数も登録者数も増え、反応も顕著になりましたね。先ほど採用について少しお話ししましたが、Xで反応があった人に対して私が直接DMを送っていく、通称「Xナンパ」をやっているんですが(笑)。そこでも「YouTube見てます」みたいな感じの人が多いので、いきなり「初めまして」ではなくきちんと認知していただけているというのは、やっていて良かったなと思いました。
—YouTubeショートに注力しようと思ったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
大瀧:もともとショート動画は本編動画の切り抜きから開始しました。当時YouTubeショート動画は1分間という制約があったので、「あんまり喋れんやん」と思っていたのですが、2024年10月のアップデートで3分までOKになったんですよね。
3分だったら結構喋れますし、情報も詰め込める。またTikTokをチェックしていると、お笑いのネタやニュースなどを3分間でまとめるものが流行っていて、結構見ちゃうんですよね。
だったら売上のためのマーケコンテンツではなく、採用の方が寝る前の1時間くらいにラフな状態で見られるし、接点回数という観点だったら何度も見た方がイメージがつきやすいなと思い、YouTubeショートは採用関連の内容に振り切りました。
—では、試みとしてはYouTubeショートへの注力は大成功という感じでしょうか。
大瀧:そうですね。もう一つ大きな収穫だったのは、ロング動画とショート動画で見ている層が全然違うという点でしょうか。ロング動画の方は比較的高い年齢層の男性に定着しているのですが、ショート動画は18〜25歳の方々が見てくれているので、今後第二新卒を採用するとなったときのことを考えると、投資先としては「アリ」と考えています。
—先ほどエージェントの費用など採用に関わる予算を準備されていたとお話しされていましたが、マーケット費としてYouTubeなどにかける予算は増やしたのでしょうか?
大瀧:正直なことを言うと、そもそもYouTubeに関わる予算は月額100万取っています。なので年間にすると1,200万円ですね。ただ売上高は今年2億ぐらいなので、全体で見ると10%未満でしょうか。
フライクの人件費率がだいたい45%くらいで、そうなると残りの55%でどう戦うかというと、10%はマーケ予算としてはいいかなという具合で、そのマーケ予算のうちの9割強の予算をYouTubeなどに投下しています。
YouTube広告はMAXで月に5万くらいで、それ以外に広告は出しておらず、Google広告やディスプレイ広告もしていないです。
課題が残る「経営」と「採用」
—フライクの2025年の歩みとして、印象に残っていることや「また一つフェーズが変化したな」と思った出来事はありましたか?
大瀧:まずネガティブ要素で言うと、「99万円プラン」という99万円の初期費用でSalesforce顧客管理をスモールスタートするプランを開始したんですが、これがちょっと失敗でしたね。端的に言えば、お客様の層が良くなかった。「安かろう早かろう」という考えでしたし、入金もしてこなかったお客様も。債権の回収など手間がかかるうえに、私たちがお付き合いしていきたいお客様ではなかった。
最近はじめたPodcastで「こういうお客さんとは付き合いたくない」というテーマでお話ししたんですが(ながらフライクon Podcast―なんしよーと?フライクの本音ー#3「こういうお客さんとは付き合いたくない」)、まさに私たちがお付き合いしたくはないお客様とお付き合いすることになってしまった。この点は大いに反省しています。
そもそも今回なぜ「99万円プラン」を開始したかというと、背景としてはこれから入社するメンバーが、初めから3,000万の案件を抱えてしまうと正直重たい。

なので、フライクの売上のためというよりも、人を育てるために小さな案件から小さな成功体験を掴んで欲しいと思っていました。ところが先程お話ししたような結果になってしまい、トラブルが多くなるのでこのプランは廃止することにしました。
まだスタッフの育成が完了してない段階なので、ジュニアはずっとアシスタントのアシスタントでしかプロジェクトにはアサインできなくなるから、自分がいつまでたっても一人前という感覚を持てないのは嫌だろうなぁと思ってやり始めたことが、あまりうまくいかなかった。
最終的には「やはりフライクは業務設計とシステム設計で行こう」と意思決定をして、1回の発注金額が3ヶ月で600万ぐらいのものしか売らないことにしました。
以降は大企業からの問い合わせが増えていますね。そこは良かったものの、経営と採用の部分はまだまだ課題があるなと痛感しましたね。
—逆に、ポジティブに受け止められた出来事はありますか?
大瀧:やはり「業務設計システム設計」という自分たちが本当に売りたいものの問い合わせが少しずつでもちゃんと来るようになったことでしょうか。大きな案件かつ、しっかりお客様がコミットして進めたいと思っているので、「安いからとりあえず投資しよう」という人が少なくなったのは嬉しいかなと思いますね。
ただし、先ほどもお話ししたようにジュニアがメインでアサインできる案件が少ないという部分はジレンマではあります。
利益率目標は3%!2026年は人材育成と助走の年
—さて、2025年を振り返ったところで、今後のお話をしていけたらと思います。2026年のフライクの方針についてはもうお決まりですか?
大瀧:2026年は、私の中ではあまりアグレッシブな年にはならないと思っていて。「来る2030年に向けての1年」という位置付けですね。少し古い言い方をすると「ホップ・ステップ・ジャンプ」するときに高く跳ぶために一度しゃがんで勢いをつけようとしている状態です。
さらに言えば、2030年のときの組織図も今決めている最中です。例えば、ブランドマーケの事業部は、①コンサルティング事業部、②コンサルティングセールス事業部、③ブランドマーケティング事業部、④テクノロジー事業部、⑤プロダクト事業部、⑥コーポレート事業部の6つ事業部が成り立っていて、部門長=CxOにしようと考えています。
ただし、そのポジションに誰がなるかはまだまったく決めていない状態です。執行役員の新堀もあえてその中には含んでいません。そんな状態で、ひとまず2026年7月期までにそれぞれの社内プロジェクトで一度競う機会を作ってみようと思っています。

株式会社フライク 2026年 年初資料より
現在注力しているプロジェクトは5つあり、①SaaS系の販売管理をする「ソアスク」、②Snowflake、MuleSoftからの安定した供給を狙う「iPaaS」、③Hubspot + AutoBoost、④議事録などを担うNotion、⑤Agentforceです。
この5つのプロジェクトをリーダーメンバー含めて3人ずつのチームに編成。2月から5月の間は自分たちが活用できるよう、事業計画やプロダクトを磨いていきます。そして年度最後の7月期になったら、事業計画がどういう風に発展していくのかというのをプレゼンしてもらい、その中から「この人の事業計画いいな」と思ったところにベットし、そのスタッフの役割レベルを上げるかもしれないという感じです。
—それぞれのスタッフがプロジェクトリーダーとしてリーダーシップを発揮できる場ってなかなかないですから、そういったことを経験できる機会を作るのは育成のためにとても有効な手段になりそうですね。
大瀧:そうですね。これまでの研究開発は“個”でやってきたのですが、そこから今回チームを作って団体で行えるのは、人数が多くなったからできることのひとつだと考えています。
スポーツで例えるなら、2人しかいないときは1対1のスポーツしかできなかったけれど、人数が増えていくにつれて野球ができるようになったとか、できるスポーツの幅が増えたというようなイメージです。その環境を整えていければいいなと。
—ということは、2026年は会社を発展させるというよりも、内部の育成を充実させる方針でしょうか。
大瀧:そうです。2026年7月までの利益率目標というと、実は3%を目標にしているんですよ。今年25%稼げるというのがわかったものの、アグレッシブに上げ過ぎると疲弊してしまうので、あえて利益率を下げた状態にして、社内の体制が回るようにしようとしています。
現状フライクは、社外に株主がいて利益を渡さなくちゃいけないということはなく、株主=私(大瀧)で、内部の中で利益条件を貯めている状態なので、事業で攻めるのではなく内部の成長に時間もお金も使っていくという方針ですね。
—逆に「2026年、これはやらないぞ」と決めていることはありますか?
大瀧:むしろやらないことを決めすぎてしまったので、なかなか言葉にしづらいところではありますが(笑)。前にもお話ししたかもしれませんが、私自身55歳になったらフライクと全く縁を切りたいという想いはずっとあって。

そうなった時に、自分が40〜50歳の間に何をしなくちゃいけないのかというのを決めてしまったので、逆に「今やらないと」ということ以外出てこないんですよね。なので余計なことは考えず、粛々とやると決めたことをやる、という感じですね。
2030年の“自分”を思い描くためのチャレンジ
—最後に、2026年にフライクに入社することで得られることや面白さについてお話しいただけたらと思います。
大瀧:やはり今、フライク一番の面白さは、社内で進行中の研究開発プロジェクトチームでしょうか。ここだけの話ですが、別にこだわりがあってチームを5つに分けたわけではなく、新しく入ってくる方の力量次第ではもうひとつ、新たに6つ目のチームを作ってもいいと思っています。
先ほど挙げた5つのプロジェクトは、あくまで2030年の売上計画を元に「今投資しよう」と思っているツールなので、別にそれが違う軸で入ってもいい。
新たにチャレンジできる環境や、自分の実力を試した結果、ポジションが上がるチャンスが巡ってくる可能性がありますし、「2030年の自分のポジション」を思い描きながら挑戦していける方にぜひ来てほしいなと思っています。
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