TOP
Column
なぜfreeeが好きなのか
なぜfreeeが好きなのか
2026.03.17

こんにちは!フライク採用広報チームです!

今回は、フライクが使用しているITシステムやツールについて、代表取締役の大瀧に語ってもらいました。

第四弾は「freee」です。

大瀧社長の前職時代から繋がりが深いITツール「freee」について、「ここがすごい!」というポイントやフライク流の今後の利活用のしかたなどについて語っています。

ぜひご覧ください!

freee入社のきっかけ

—大瀧さんは前職からfreeeと縁がありますが、最初にfreeeに転職しようと思った理由は?

大瀧:ズバリたまたまです(笑)。いくつか内定をいただいた企業のうちの1つがfreeeで、もしかしたら他の企業に転職していた可能性もあります。最初はSAPに行こうと考えていました。

というのも、Salesforceの代理店時代にそのままSalesforceに転職しようとしたら、社長が私が転職しないようにブロックしていたことがわかりまして。当時とても残念な気持ちになってしまって、「もうSalesforceのビジネスはしない」というつもりでいました。

とはいえ、企業に向けてシステムの提案はしていきたいと考えていたので、SAPを受けて大阪と東京に籍を置いて九州支社に出社する形で内定をもらっていました。ところが、SAPさんの考える「中堅企業」と私が考える「中堅企業」の売上規模感が全く違っていたことに気がついたんですね。企業規模が違えば、提案の幅も大きく変わります。

私がやりたいと思っていることをやっていけるかどうか悩んだ末、妻に相談したところ「そのままいても1年で辞めることになるんじゃない?」と言われて思い直しました。

他にも内定先はあったものの、勤務地が東京で、子どもたちもいる中で家族との生活を考えると条件的に難しかったんです。そんな中で九州支社の立ち上げを予定していたfreeeと縁があって、ジョインしたんです。タイミングや条件が合って最初の出会いとしてはたまたまだったのですが、今となってはフライクを創業した後も使い続けている息の長いツールになっていますね。

「freeeってすごいじゃん!」知らないからこそ気づけたツールの良さ

—freeeは会計や人事労務などさまざまなラインナップを打ち出していますが、その中でも大瀧さんの“推しツール”はどのツールでしょう?

大瀧:やはりfreee会計ですね。私自身freee時代に販売していたのがfreee会計ですし。

—「たまたま」で入社したfreeeでしたが、freee会計が推しツールになったきっかけは?

大瀧:私がジョインした2017年のfreeeは正直プロダクトがイケていなかった。バグだらけでしたし、解約だらけだった。また当時は特別「freeeが良い」と思って入社していないというところもあり、簿記などの資格も保有していなかった。なので「freeeってどういうソフトだっけ」「そもそも会計ってどんなもの?」というところからが出発点でした。

ただ、あまりにも何も知らなさすぎて、当時新卒入社2、3年目の子から「大瀧さん、租税公課ぐらい知ってください」と言われてしまい、年下の子にここまで言われてしまうのは年上としてダメだな。悔しいなと思い、その後1ヶ月で簿記3級を取得し、会計ソフトの勉強をしようと思いました。

当時freee社はTKC、弥生、ミロク、マネーフォワードなどのプロダクトを契約していたので、それを自分の持っている複式簿記の知識を使って入力してみたときに、正直どれも面倒くさかったんですね。手入力しないといけなかったり、勘定科目・補助科目のショートカットキーや番号を覚えておかないといけなかったり。

で、最後にfreeeとSalesforceの連携をCSVでしたところ、そういった面倒がなく何もしなくて良かったんですね。それがすごく便利だと感じた。

私が本来やりたいことって会計の入力を早くしたいというよりも、ゴールが同じであれば利益を表示できれば何でもいいというところだったんですね。営業においてプロセスって大事にされがちですが、私自身は営業畑ではなくエンジニア畑出身だったので、最終的な結果が綺麗であればOK、かつコーディングも綺麗だとなお良しという認識でした。

なので、最初のプロダクトの印象は悪かったものの、最終的に複式簿記できちんと借方・貸方で入力されていて、かつ手入力などの面倒な作業が発生しないというところで、freeeの会計ソフトが一気に「推し」になりましたね。

これが例えばSalesforceとkintoneになると、Salesforceの良さを熟知していて愛着がある分、どうしてもSalesforceと比べてkintoneの使いづらさに目がいってしまう。ですが当時は「会計」「簿記」などまったくの未知の世界でのトライだったので、予備知識や色眼鏡なくフラットな目線で見られたというのも良かったのかもしれません。

—会計周りの知識がなくても、セットアップも含めて「やりやすい」と感じられるのは、おっしゃるようにfreeeのすごさなのかもしれませんね。

大瀧:結局のところ私が「何のために帳簿をつけるか」=「利益を残すため」というところの観点にしか興味がなかったので、例えば「速く振替伝票を入力しましょう」とかっていう部分には、そこまでそそられなかった。

というより本来なら「なるべく振替伝票を打たないようにする」業務を作ることでは? と当時は考えていて、それを税理士さんに言ったらめちゃくちゃ怒られました(笑)。

スタッフの「オススメ」を日々の業務の中に

—現在フライクではどのような形でfreee会計を活用していますか?

大瀧:現状は請求書送付後の入金消込です。あとは月次推移というのをよく確認するようにしています。売上高の確認や、「何にお金を使ったか」という販管費の推移の部分ですね。

ただ、私がfreeeを扱うのは1ヶ月のうち2、3回程度ですね。入金の消込のときと、税理士さんとの打ち合わせの前です。月次推移がちゃんと月末締めの15日には試算表ができているので、20日〜25日の間に税理士さんとの打ち合わせが入るような形です。

私としてはfreeeは通帳に残高を印字するようなもので、毎日扱うようなツールではないなという認識ですね。

自社ブログ「フライクおすすめBtoB企業向けITツール:第二部 ITツール管理&採用業務&バックオフィスを効率化!本当に使えるITツール4選」のブログでは実際にフライクでfreee会計が実現してくれたことについて紹介しています。

—請求書の作成などは別のツールを使っているということでしょうか?

大瀧:はい。フライクから相手方に送る請求書はSalesforceを使ってボタンひとつで作成できるようにしています。売掛金として自動で登録できるようになっているので、その点も問題はないですね。

—Salesforceとfreeeを連携するというと、「freee for Salesforce」を使ってということでしょうか?

大瀧:それがですね、フライクでは「freee for Salesforce」を使わずに連携しているんです。

詳しくはこちらのブログ記事も見ていただきたいのですが、

【Salesforce×freee連携の具体的な方法:フライクが「freee for Salesforce」を利用しない理由】

「freee for Salesforce」は連携するだけで4万円、freeeのプランも一番高いアドバンスプランに上げないと使えない仕様なんです。つまり年間で換算すると100万円ほど会計ツールにペイしないといけない。なのでフライクではAPIの連携を行う形で、債権だけでなく債務も管理できるようにしています。

慣れ親しんだfreeeから新しい会計ツールへ

—他にもフライクではバクラクを使用しているとのことですが、どのように他の会計ソフトと棲み分けをしていますか?

大瀧:バクラクは買掛にあたる受け取り周りを担っています。例えばA社様からフライクに請求書をもらう必要があればバクラクのURLを指定して、そこに取り込んだものを承認し、自動的にfreeeに入るという構造です。

なので、フライクからお金が出る場合はバクラクを使い、フライクにお金が入る場合はSalesforceから請求書を出してfreeeに連携するという感じです。

自社ブログ「フライクおすすめBtoB企業向けITツール:第二部 ITツール管理&採用業務&バックオフィスを効率化!本当に使えるITツール4選」より

—freeeにも請求書の受け取りなどの機能はあるかと思うのですが、バクラクと棲み分けている理由は?

大瀧:このあたりは私のポリシーの話になってしまうのですが、freeeがsweeepを完全子会社化したときに、バクラクなどの他ツールと連携するには先ほどのアドバンスプランにアップグレードしないとできないとなったんですね。それまでは一番安いライセンスでも使えるようにしていたにも関わらず。

sweeepを買収してバクラクを排除する流れになったときに、私は「なぜ自分たちの利益のために競合を排除するんだろう」と理解ができなくて。それならsweeepを使わずにアドバンスプランからバクラクを使い続けようという方針になりました。

「自分たちだけの幸せのためにビジネスする」という利己的な考え方がどうしても理解できないんですよね。せっかく良いツール同士なのに、どうしてタッグを組まずに排除する流れになってしまうのか。

我々がいちユーザーとしてコンサルなどをしないのであればfreeeオンリーで使っていた可能性はあります。ただ、先ほど申し上げたようにフライクでは使っていません。

—今後freeeよりも優れた会計ツールがリリースされた場合、そちらに乗り換える可能性はありますか?

大瀧:実は、フライクは今年の年末までにfreeeの利用をやめようと考えています。これは先ほどのポリシーの話とは関係なく、freeeでやりたいことは全て手を尽くしたという観点においてです。試算表を外部に依頼をして、決算もそれでできる。

フライクがいちユーザーであればこのままで何も問題ないのですが、次に狙うところとしては勘定奉行の利活用を考えています。

freeeは「IPOを今からしよう」としている企業様や、ベンチャー企業ではよく使われているのですが、監査法人が指定してくる会計ソフトって勘定奉行が多いんです。監査法人から「このソフトを入れてください」と依頼があると、ユーザー企業は知見がないためそれにNOとは言えない。

フライクのお客様にも勘定奉行を使っている方が多く、中にはフロントとしてfreeeを使って、バックとして勘定奉行を使うという企業様もいるんですね。

そうなると、フライクがそういったお客様のニーズに応えていくには、勘定奉行のノウハウも知った上で「これはfreeeがいいですよ」「これは勘定奉行がいいですよ」ときちんと言えるようになれば、非常に強みになるなと。

なので、今後はfreeeから勘定奉行の利活用にトライしようと考えています。

—大瀧さんの目線から見て、freeeはどのくらいの規模の企業様にオススメできるツールなのでしょうか。

大瀧:規模はそれほど関係ないように思います。どちらかというと、次の2つの条件が必須かなと。ひとつは「経営者が表面的な数字だけではなく、内面的な数字まで興味がある」こと。もうひとつは「経理が【経営管理】に携わりたいと思っている」こと。

まず経営者が何を求めているかという点について。私がfreeeを使い続けたのは、取引先や品目・部門などの分析ができるところが良いなと思ったからなんですね。A社様からはどれくらい売上が出ているか、去年と比較してどうかというようなデータを分析したいときに、きちんと専用のタグがある。なので経営者としてそこを見たい企業様にはオススメできるでしょう。

もうひとつ、会計を担う人がどういう思考を持った人かという点。経営者が数字に悩まなくていいように、もしくは何ヶ月後にどういうお金の流れになるのかというのをしっかりと管理して報告したいという「経営管理をやりたい人」であれば、freeeはオススメできます。

ただ、自分は単なる入力者(パンチャー)ですというのであれば、freeeである必要はなく、マネーフォワードや弥生オンラインなど他のツールの方がやりやすいと思います。

全員が全員freeeとSalesforceの連携がやりやすいとは思っていないので、そこは本当にケースバイケースですね。

「経理のソフトはひとつじゃなくていい」

大瀧:今回のインタビューでもお話ししたように、フライクは今後freeeから勘定奉行の利活用に舵を切ります。

ただ、これは「freeeを完全にやめた」ということではなく、違う会計ツールとの併用や利活用をすることにより、さらにfreeeの特性を知るチャンスであり、同時にフライクのビジネスの裾野を広げるためのチャレンジだと考えています。

また、もし新たにフライクの仲間になろうという方の中に「いやいや! freeeってこういう使い方もあるんですよ!」という提案があり、それを私が見て「面白い!」と思えるものであれば、ぜひ違う角度からのトライも模索したいと考えます。

▼大瀧とのカジュアル面談をご希望の方はこちらから